湖の秘宝の謎(みずうみのひほうのなぞ、原題:Race for the Yankee Zephyr/Treasure of the Yankee Zephyr)とは、1981年オーストラリアニュージーランドアメリカ合衆国による合作アクション冒険映画。監督はデヴィッド・ヘミングス。日本では劇場公開・ソフト発売はされずテレビ放送が行われた[2]

湖の秘宝の謎
Race for the Yankee Zephyr
Treasure of the Yankee Zephyr
監督 デヴィッド・ヘミングス 
脚本 エヴェレット・デ・ロッシュ
製作 アントニー・I・ギネイン
ジョン・バーネット
デヴィッド・ヘミングス
製作総指揮 ジョン・デイリー
マイケル・フェイ
ウィリアム・フェイマン
音楽 ブライアン・メイ
撮影 ヴィンセント・モントン
製作会社 ヘムデール・フィルム
パクト・プロダクションズ
フェイ・リッチホワイトカンパニー
ファースト・シティ・フィルムズ
グプタ・フィルム・サービス
ペリント・インベストメンツ
ドレイク・フィルムズ
エンデバー・プロダクションズ
FGH
配給 オーストラリアの旗 GUO映画
ニュージーランドの旗 エンデバー・プロダクションズ
アメリカ合衆国の旗 フィルム・ベンチャーズ・インターナショナル
公開 オーストラリアの旗 1981年12月18日
アメリカ合衆国の旗 1984年4月13日
上映時間 108分
製作国 オーストラリアの旗 オーストラリア
ニュージーランドの旗 ニュージーランド
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 600万ドル[1]
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あらすじ 編集

第二次世界大戦中、軍資金にあてがわれる5000万ドル相当の金の延べ棒を積んで離陸したヤンキー・ゼファー号はエンジン機器の故障によりその消息を絶った。そして長い年月が経ち、ハンターのギビーという男がヤンキー・ゼファー号の残骸を発見する。彼は娘のサリー、同じくハンターのバーニーと飛行機の残骸の引き揚げをしようとするが、テオ率いるギャングの一味に狙われる事になる。

キャスト 編集

※括弧内は日本語吹替(初回放送1989年1月10日 日本テレビ『水野晴郎の特選シネマ』)

製作 編集

この映画は。エヴェレット・デ・ロッシュがマウント・アイザに住む隣人からアイデアを得たオリジナルのストーリーである。戦時中、太平洋艦隊の給料を積んだアメリカのDC3軍用機が行方不明になり、後にヨーク岬沖で発見されたという実話をもとにしている。当初の監督はリチャード・フランクリンであり、アントニー・I・ギネインが製作を担当した。

脚本は当初オーストラリアのクイーンズランド州を舞台にしていたが、プロデューサーが4人の海外俳優を起用しようとしたところ、俳優組合が反対した[3]。そのためデ・ロッシュはニュージーランドを舞台にした映画に書き直したが、リチャード・フランクリンは撮影地の変更を嫌って降板し、プロデューサーとしてこの作品に参加していたデヴィッド・ヘミングスが監督となった[4]

脚注 編集

  1. ^ David Stratton, The Avocado Plantation: Boom and Bust in the Australian Film Industry, Pan MacMillan, 1990 p77-78
  2. ^ allcinema『映画 湖の秘宝の謎 (1981)について 映画データベース - allcinemahttps://www.allcinema.net/cinema/226902022年7月23日閲覧 
  3. ^ “Equity”. Cinema Papers: 312. (Oct–Nov 1980). 
  4. ^ Lansell, Ross (May–June 1979). “David Hemmings”. Cinema Papers: 351–355. 

外部リンク 編集