メインメニューを開く

滋賀県県政史料室(しがけんけんせいしりょうしつ)は、2008年(平成20年)6月、滋賀県が県民情報室内に開設したアーカイブズ機関。県の公文書館機能を担い、主に明治期から1945年(昭和20年)までの行政文書9,264冊、行政資料614点を閲覧に供している。

Japanese Map symbol (Library) w.svg 滋賀県県政史料室
Kenseisiryo.jpg
滋賀県県政史料室
施設情報
事業主体 滋賀県
延床面積 約120 m2
開館 2008年(平成20年)6月
所在地 520-8577
大津市京町4丁目1番1号 県庁新館3階県民情報室内
統計・組織情報
蔵書数 行政文書9,236冊、行政資料614点(2019年時点)
職員数 4人(兼務を除く)
公式サイト 滋賀県県政史料室
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
テンプレートを表示

沿革編集

県政史料室の開設編集

県政史料室の開設は、2006年(平成18年)11月に「滋賀県公文書保存活用検討懇話会」がとりまとめた提言が直接の契機となっている[1]。同懇話会は、大橋松行(滋賀県立大学助教授)が座長を務め、2006年5月から同年11月にわたり計5回開催された[2]。懇話会提言では、明治期 - 昭和戦前期の永年保存文書の「歴史的文書」(歴史公文書等)への指定や、同文書の管理・閲覧に必要な規程の整備、保存期間を満了した有期限保存文書の評価・選別など、将来の公文書館設置を見据えて、暫定的に公文書館機能に代替する仕組みを設ける必要性が述べられている。

この提言を受けた県は、2007年4月に「歴史的文書の閲覧等に関する要綱」等を制定し、歴史的文書の閲覧や複写、撮影などの手続きを定めた。また、その利用サービスを行う場として、同年末から県庁新館(公文書センター)3階の県民情報室を改装。2008年6月、同室内に県政史料室を開設するに至った。

公文書管理条例の制定編集

2011年(平成23年)4月、公文書等の管理に関する法律(公文書管理法)が施行されると、滋賀県でも時代に則した公文書の管理および公文書館機能の整備を図るため、2015年7月に「公文書管理に関する有識者懇話会」が設置される[3]。同懇話会は、佐伯彰洋(同志社大学法学部長)が座長を務め、翌年5月まで計5回開催された。県は同懇話会での議論を踏まえ、2016年9月に「未来に引き継ぐ新たな公文書管理を目指して(方針案)」を策定。歴史的文書の利用請求権の創設や、公文書の統一的な管理ルールの確立、歴史的文書の利便性の向上と情報提供の充実など、新たな公文書管理ルールの整備に向けて取り組む考えを示した。

その後、庁内で議論を重ねた県は、2018年5月に「滋賀県公文書等の管理に関する条例」の制定等について常任委員会に報告[4]。11月には「滋賀県公文書等の管理に関する条例要綱案」[5][6]を公表して、県民政策コメント(パブリックコメント)を募った(18名・1市の意見・情報が寄せられる[7])。2019年3月15日、同条例および関連条例が県議会で可決成立(同月22日公布)。2020年4月に施行され、県立公文書館が県政史料室を改組して開設される予定である[8]

県政史料室の歩み[9]
事項
1988 9 公文書センターの竣工
1989 4 滋賀県公文書の公開等に関する条例を施行
2006 11 滋賀県公文書保存活用検討懇話会が提言を知事に提出
2007 4 「滋賀県歴史的文書の閲覧等に関する要綱」等を策定
2008 6 県政史料室の開設
2010 12 歴史的文書解読講座の開始(職員対象)
2011 1 県内公文書館担当者意見交換会(翌年に県内歴史的公文書等担当者会議と改称)を開始
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)に加入
2013 3 「滋賀県行政文書」9,068冊が県有形文化財に指定
9 『公文書でたどる近代滋賀のあゆみ』(サンライズ出版)を刊行
2014 10 ホームページに簿冊目録・件名目録を掲載
2015 6 進駐軍関係(渉外)の行政文書154冊を歴史的文書に追加
2016 7 行政資料614点、行政文書14冊を歴史的文書に追加
11 情報紙『滋賀のアーカイブズ』を創刊
2018 1 明治150年特別展「湖国から見た明治維新」を開催( - 19年1月)
3 展示ケースを2台増設
2019 1 ツイッターアカウントを開設
3 滋賀県公文書等の管理に関する条例を公布
2020 4 県立公文書館の開設(予定)

所蔵文書編集

行政文書 9,264冊
県が公文書として保管していた文書のうち、歴史的な価値があるとして県政史料室が管理しているもの[10]。明治 - 昭和戦前期の9,068冊は、2013年3月に滋賀県指定有形文化財(歴史資料)に指定されている。
  • 明治期 4,187冊
  • 大正期 1,598冊
  • 昭和戦前期 3,297冊
  • 昭和戦後期 154冊
行政資料 614点
県が保管していた諸資料(行政刊行物、図書類等)のうち、歴史的な価値があるとして県政史料室が管理しているもの[10]
  • 県日誌 24点
  • 県会歴史 35点
  • 滋賀県史(府県史料) 263点
  • 近江輿地志略 38点
  • 近江国村史(皇国地誌) 46点
  • 旧藩県史 6点
  • 県史関係図書・資料(古文書含む)
  • ロシア皇太子ニコライ・ギリシャ王子ジョージ像 1点
  • 大津県印 1点
  • その他の図書類 等

評価選別編集

県政史料室では、年に1度、保存期限が満了した廃棄対象文書の中から、歴史的価値を有する公文書を評価選別している[11]。選別の順序としては、まず県民情報室の行政職員と県政史料室の職員が複数のグループを作り、文書リスト(エクセルファイル)上で確認を行う(1次審査)。その後、選別された文書を史料室の職員が現物確認し、選別会議を開催して、さらに絞り込む(2次審査)。

この選別会議では、文書を保存・廃棄する理由について、県が定めた収集基準をもとに話し合う。その選別理由は、次年度以降の選別の際に、参照するための記録として残している。行政経験のある行政職員と、歴史的文書に詳しい史料室職員が作業に加わることで、より多面的な視点からの選別に努めているという。2016年は5 - 8月に実施し、全1,939箱のうち、21箱(223簿冊)の保存が決まっている(選別率は1.08%)。

普及事業編集

企画展示編集

年間4 - 8回、所蔵文書を中心とした企画展示を開催している[12]。展示文書の選定には、利用者が関連テーマを調べる上で欠かせない文書が優先的に選ばれている。公文書館の展示の主な役割とは、所蔵文書を広く紹介することで、同文書の利用を促すこと(公文書管理法第23条)にあり、自治体史の史料編に収録されるような汎用性の高い文書を探り当て、その存在を広く県内外の人びとに知ってもらうことにこそ、展示の第一義的な役割があるとの考えからである[13]。企画終了後は、ホームページ上で全ての展示文書の写真(キャプション付)と図録を掲載している。普段史料室で受けるレファレンスの一定数は、この掲載文書に関わるものであり、閲覧申請につながることも多いという。2018年3月に展示ケースを2台増設している。

年度 展示名 期間
2008 1 滋賀県のはじまり 2008年6月17日 - 7月31日
2 城郭絵図等 2008年8月1日 - 8月29日
3 滋賀県の災害 2008年9月1日 - 10月3日
4 体育のはじまり 2008年10月6日 - 11月19日
5 滋賀県からの移民 2008年11月20日 - 12月26日
6 大津事件 2009年1月5日 - 2月10日
7 日露戦争と滋賀県民 2009年2月13日 - 3月10日
8 花を愛でる—滋賀県の桜と自然— 2009年3月11日 - 4月14日
2009 9 明治の博覧会 2009年4月15日 - 5月15日
10 県庁舎の歴史(明治編) 2009年5月18日 - 6月12日
11 守られ、受け継がれる文書たち 2009年6月15日 - 7月14日
12 災害の記録—姉川地震100年・伊勢湾台風50年— 2009年7月15日 - 10月9日
13 統計から見る滋賀の近代 2009年10月13日 - 11月9日
14 明治のなかの江戸時代 2009年11月10日 - 12月11日
15 文書に見る昭和の恐慌—不況と社会— 2009年12月16日 - 2010年2月12日
16 外国との出会い—明治の滋賀県— 2010年2月16日 - 3月16日
17 禿げ山から緑の山へ 2010年3月17日 - 5月7日
2010 18 滋賀県と博覧会 2010年5月10日 - 6月11日
19 汽船と湖上交通 2010年6月14日 - 7月9日
20 選挙の歴史 2010年7月14日 - 8月11日
21 国勢調査のはじまり 2010年8月18日 - 10月8日
22 琵琶湖と疏水(前期) 2010年10月12日 - 11月19日
琵琶湖と疏水(後期) 2010年11月22日 - 12月17日
23 古城址の近代 2010年12月21日 - 2011年2月10日
24 滋賀の積雪—大正・昭和初期の冬— 2011年2月14日 - 3月18日
25 滋賀県養蚕事情 2011年3月22日 - 4月21日
2011 26 大津事件—露国皇太子遭難事件—(前期) 2011年4月25日 - 5月20日
大津事件—露国皇太子遭難事件—(後期) 2011年5月23日 - 6月8日
27 助け合う日本—文書でふりかえる関東大震災への支援— 2011年6月10日 - 7月7日
28 琵琶湖の魚—明治の魚類増殖計画— 2011年7月11日 - 9月8日
29 公文書のなかの仏像 2011年9月12日 - 10月6日
30 湖西を拓く—江若鉄道—(前期) 2011年10月11日 - 11月11日
湖西を拓く—江若鉄道—(後期) 2011年11月14日 - 12月9日
31 明治の年始式 2011年12月13日 - 2012年2月8日
32 明治の彦根城 2012年2月10日 - 3月16日
33 明治・大正のくらし 2012年3月21日 - 5月10日
2012 34 明治5年の滋賀県—県政140周年— 2012年5月14日 - 6月7日
35 社寺の歩んだ近代 2012年6月11日 - 7月6日
36 昭和戦時下の滋賀県民 2012年7月10日 - 9月13日
37 記録でたどる滋賀と震災 2012年9月18日 - 11月2日
38 外国貴賓の接待 2012年11月6日 - 12月13日
39 滋賀県の郡役所 2012年12月17日 - 2013年2月14日
40 近代との対話—滋賀県の歴史的文書—(前期) 2013年2月18日 - 3月13日
近代との対話—滋賀県の歴史的文書—(後期) 2013年3月18日 - 6月21日
2013 40 近代との対話—滋賀県の歴史的文書—(最終章) 2013年6月24日 - 9月18日
41 県庁文書係のお仕事 2013年9月20日 - 11月20日
42 水と生きる滋賀の人びと 2013年11月22日 - 2014年1月24日
43 絵図からみる水害と治水の歴史—明治期・湖北— 2014年1月28日 - 3月12日
44 学校を創る—滋賀の近代教育— 2014年3月14日 - 5月22日
2014 45 近代湖国の観光ビジョン—東洋の瑞西となす— 2014年5月26日 - 7月25日
46 富岡製糸場と滋賀の繊維産業 2014年7月29日 - 9月11日
47 滋賀の鉄道事始め—汽車と鉄道連絡船の時代— 2014年9月16日 - 11月6日
48 初代県令松田道之と地方自治 2014年11月10日 - 2015年1月22日
49 世界に挑んだ近江の茶—明治輸出奮闘記— 2015年1月26日 - 3月19日
50 県会解散の日—白熱する明治の議場— 2015年3月23日 - 5月21日
2015 51 山林の明治維新—保護と乱伐の19世紀— 2015年5月25日 - 7月9日
52 占領下の滋賀—GHQとその時代— 2015年7月13日 - 8月27日
53 時代を映す国勢調査—「文明国」の象徴から総力戦体制へ— 2015年8月31日 - 10月8日
54 滋賀の商業と近江商人 2015年10月13日 - 11月26日
55 近代の近江牛〜ブランドへの助走〜 2015年11月30日 - 2016年1月21日
56 湖東を結ぶ鉄路—地域が支えた近江鉄道— 2016年1月25日 - 3月17日
57 社会事業のはじまり—近代滋賀の貧困対策— 2016年3月22日 - 5月19日
2016 58 近代化する生活〜明治のインフラ整備〜 2016年5月23日 - 7月21日
59 体育ノススメ〜鍛えよからだ〜 2016年7月25日 - 9月21日
60 近江米の挑戦 2016年9月26日 - 11月2日
61 湖に生きる人々と暮らし〜明治期の漁業〜 2016年11月7日 - 2017年1月26日
62 神社に祀られた県令—籠手田安定の治水事業— 2017年1月30日 - 3月23日
63 鉄路の表参道〜比叡山阪本ケーブル〜 2017年3月27日 - 5月25日
2017 64 近江八景の近代〜受け継がれていく風景〜 2017年5月29日 - 7月27日
65 幕末を駆け抜けた彦根藩士—官軍となった井伊の「赤備え」— 2017年7月31日 - 10月19日
66 公文書にみる滋賀の"国宝"建築 2017年10月23日 - 11月30日
67 甲賀路をゆく関西鉄道 2017年12月4日 - 2018年1月18日
68 滋賀県の誕生—湖国から見た明治維新(1)— 2018年1月22日 - 4月19日
2018 69 文明開化と滋賀県—湖国から見た明治維新(2)— 2018年4月23日 - 7月19日
70 白熱する滋賀県会—湖国から見た明治維新(3)— 2018年7月23日 - 10月18日
71 溢れる琵琶湖、出征する県民—湖国から見た明治維新(4)— 2018年10月22日 - 2019年1月24日
72 湖都に伸びる軌道〜京阪電鉄〜 2019年1月28日 - 4月25日
2019 73 皇室と滋賀県 2019年5月7日 - 7月25日
74 外国貴賓のおもてなし—英国王太子の琵琶湖遊覧— 2019年7月29日 - 10月24日
75 公文書に見る近代の城郭 2019年10月28日 - 2020年1月23日

展示関連講座編集

2010年12月より県職員向けに行なわれていた「歴史的文書解読講座」[14]を、一般向けに内容を充実させた公開講座[15]。講師は展示担当職員が務め、展示史料の背景や関連文書の紹介、史料の読み解き方を解説している。

演題 講師 開催日
1 湖国行幸啓史 岡本和己 2019年6月19日
2 湖国を訪れた外国貴賓 大月英雄 2019年9月30日

講演会編集

県が保有する歴史的文書の保存・活用を促進するため、毎年「歴史的文書を考える」をテーマとして講演会を開催している[12]。全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)近畿部会との共催企画も多い。

演題 講師 開催日 会場
1 史料の重要性について 木村至宏 2008年2月7日 県庁東館7階大会議室
2 大津事件の真相に迫る 樋爪修 2009年1月2日 県庁新館7階大会議室
3 「明治の大プロジェクト琵琶湖疏水」から学びとる 織田直文 2010年10月28日 県庁東館7階大会議室
4 滋賀県の鉄道開通事情—湖西の悲願、江若鉄道— 木津勝 2011年10月27日 県庁新館7階大会議室
5 震災の記録から学ぶ〜関東大震災の救援活動から〜 北原糸子 2012年10月16日 県庁新館7階大会議室
6 公文書の現状と課題 松岡資明 2013年10月18日 県庁新館7階大会議室
7 地方自治の黎明—明治期滋賀の町村のかたち— 高久嶺之介 2014年11月14日 県庁新館7階大会議室
8 明治を生き抜いた近江商人 宇佐美英機 2015年11月18日 県庁東館7階大会議室
9 未来に引き継ぐ公文書—時代を越えた共有資源— 井口和起 2016年11月16日 県庁新館7階大会議室
10 彦根藩の明治維新 井伊岳夫 2017年10月18日 県庁新館7階大会議室
11 琵琶湖の水運史—鉄道と汽船の時代を中心に— 太田浩司 2018年11月21日 県庁新館7階大会議室
12 「里湖」とエリ漁の近世・近代 佐野静代 2019年11月27日 県庁新館7階大会議室

刊行物編集

1. 『滋賀のアーカイブズ』
年2回刊行の情報紙[16]。歴史的文書の紹介や企画展示・講演会の案内、その時々のニュース、県政史に関わるコラムなどを掲載。
記事名 執筆者等 刊行年月日
1 創刊にあたって 八田博之 2016年11月1日
県政史料室の紹介/県所蔵の歴史的文書/その他の歴史資料 大月英雄
【史料室の瓦版】有識者懇話会の開催/歴史的文書の選別収集
【湖国こぼれ話】開化の鎚音 —明治のインフラ整備— 杉原悠三
2 【講演要旨】未来に引き継ぐ公文書—時代を越えた共有資源— 井口和起 2017年3月1日
【特集1】新たな公文書管理の方針案について 県民情報室
【特集2】「歴史的文書」目録検索の手引 大月英雄
【史料室の瓦版】県内歴史的公文書等担当者会議の開催
【湖国こぼれ話】神社に祀られた県令—籠手田安定の治水事業— 大月英雄
3 【特集】明治維新直後の行政組織 大月英雄 2017年10月2日
【簿冊解説】社寺明細帳の成立 大月英雄
【利用者の声】歴史的文書と自治体史編纂 烏野茂治
【史料室の瓦版】戦後行政文書の目録入力作業
【湖国こぼれ話】戊辰戦争の記憶—彦根招魂社の設立— 大月英雄
4 【講演録】彦根藩の明治維新 井伊岳夫 2018年3月12日
【簿冊解説】府県史料『滋賀県史』 大月英雄
【利用者の声】守山古文書講座の取り組み 左草宰
【史料室の瓦版】県内歴史的公文書等担当者会議の開催
【湖国こぼれ話】甲賀路をゆく関西鉄道 岡本和己
5 【特集】明治150年特別展「湖国から見た明治維新」の開催 大月英雄 2018年9月9日
【簿冊解説】「古社寺調書編冊」と文化財保護 岡本和己
【利用者の声】明治期の西近江路 松野孝一
【史料室の瓦版】展示スペースの拡張
【湖国こぼれ話】明治時代の公文書管理 大月英雄
6 【特集】滋賀県公文書等の管理に関する条例等の概要 大月英雄 2019年3月29日
【講演録】琵琶湖の水運史—鉄道と汽船を中心に— 太田浩司
【利用者の声】『近代滋賀の教育人物史』出版と滋賀県の教育史料 久保田重幸
【史料室の瓦版】ツイッター始めました。
【簿冊解説】滋賀県から見た琵琶湖疏水 岡本和己
7 【特集】県官員の履歴をたどる 大月英雄 2019年10月1日
【利用者の声】戦前の地域社会における神社と歴史的文書 吉水希枝
【史料室の瓦版】展示関連講座の開催
【簿冊解説】堀田義次郎関連文書 大月英雄
【湖国こぼれ話】大嘗祭と滋賀県 岡本和己
2. 『湖国と文化』
びわ湖芸術文化財団が年4回刊行する文化情報誌[17]。連載コラムを職員が寄稿。
歴史文書は語る
タイトル 執筆者 刊行年月
1 歴史文書は語る 栗生春実 137 2011年10月
2 江若鉄道 東資子 138 2012年1月
3 公文書のなかの仏像 生嶋輝美 139 2012年4月
4 明治の水産事業 栗生春実 140 2012年7月
5 災害 東資子 141 2012年10月
6 滋賀県の植林事業と山榿 生嶋輝美 142 2013年1月
7 有形文化財となった県行政文書 栗生春実 143 2013年4月
8 明治の彦根城 生嶋輝美 144 2013年7月
9 行政文書の整理・保存 工藤克洋 145 2013年10月
10 伊香相救社 大月英雄 146 2014年1月
11 彦根測候所 前原あやの 147 2014年4月
12 国際ホテル 工藤克洋 148 2014年7月
13 彦根製糸場 大月英雄 149 2014年10月
14 鉄道路線構想 水島詩乃 150 2015年1月
15 初代県令松田道之 大月英雄 151 2015年4月
16 滋賀県庁舎 杉原悠三 152 2015年7月
17 瀬田川浚渫 大月英雄 153 2015年10月
18 GHQ 杉原悠三 154 2016年1月
19 近江鉄道120年 松岡隆史 155 2016年4月
20 幻の坂井郡 大月英雄 156 2016年7月
歴史の玉手箱
タイトル 執筆者 刊行年月
1 自由民権運動 大月英雄 157 2016年10月
2 スポーツ 松岡隆史 158 2017年1月
3 明治期の漁業 杉原悠三 159 2017年4月
4 「未発」の米騒動 大月英雄 160 2017年7月
5 瀬田唐橋 岡本和己 161 2017年10月
6 「国宝」誕生の軌跡 杉原悠三 162 2018年1月
7 第二代県令籠手田安定 大月英雄 163 2018年4月
8 福井県分置運動 杉原悠三 164 2018年7月
9 大津市誕生 岡本和己 165 2018年10月
10 近江商人と近江米 大月英雄 166 2019年1月
11 京阪電鉄と京津電車 杉原悠三 167 2019年4月
12 皇室来県時のおもてなし 岡本和己 168 2019年7月
13 外国貴賓のおもてなし 大月英雄 169 2019年10月
3. 『公文書でたどる近代滋賀のあゆみ』
庁内向け情報紙『県民情報室だより』や『湖国と文化』連載のコラムをまとめたもの[18]サンライズ出版株式会社から2013年9月に刊行。
目次
タイトル 執筆者
1 滋賀県のはじまり 栗生春実
2 滋賀県からみた琵琶湖疏水 栗生春実
3 大津事件—露国皇太子の来県— 栗生春実
4 江若鉄道の開通まで—小浜の海へ続く鉄道の夢— 東資子
5 公文書のなかの仏像 生嶋輝美
6 琵琶湖の魚—明治の水産事業 栗生春実
7 姉川地震—明治42年の大震災— 栗生春実
8 災害への援助—関東大震災を中心に— 東資子
9 滋賀県の植林事業の山榿 生嶋輝美
10 統計と国勢調査 東資子
11 人々の暮らしと行政 東資子
12 日露戦争と滋賀県民 生嶋輝美
13 琵琶湖の汽船 栗生春実
14 明治の彦根城 生嶋輝美
15 外国貴賓の接待 花田卓司
16 滋賀県の郡役所 佐藤太久磨

脚注編集

[ヘルプ]
  1. ^ 稲葉千帆「滋賀県の公文書館機能の整備」『アーカイブズ』第42号、2010年。 なお、懇話会委員を務めた青柳周一によれば、同会設立のきっかけは、京都民科歴史部会が主催する滋賀県における歴史資料関連のシンポジウムの際に、県民情報室の職員より、戦前の行政文書の公開に関わる相談を受けたことだという(「アーカイブズの可能性を開く」『Working Paper』NO.108)。当時は県民情報室の少数の嘱託員が個人の裁量で公開を判断しており、その基準の妥当性や責任の所在などが課題となっていた。
  2. ^ 滋賀県公文書保存活用検討懇話会「滋賀県公文書保存活用検討懇話会・提言」2006年11月。
  3. ^ 滋賀県「未来に引き継ぐ新たな公文書管理を目指して(方針案)」2016年9月。
  4. ^ 「滋賀県公文書等の管理に関する条例要綱案の概要について」2018年11月。
  5. ^ 「滋賀県公文書等の管理に関する条例要綱案の概要」2018年11月。
  6. ^ 「滋賀県公文書等の管理に関する条例要綱案」2018年11月。
  7. ^ 「「滋賀県公文書等の管理に関する条例要綱案」に対して提出された意見・情報とそれらに対する滋賀県の考え方について」2019年1月。
  8. ^ 大月英雄「滋賀県公文書等の管理に関する条例等の概要」『滋賀のアーカイブズ』第6号、2019年。
  9. ^ 概要”. 滋賀県県政史料室(ホームページ). 2019年6月12日閲覧。
  10. ^ a b 所蔵文書”. 滋賀県県政史料室(ホームページ). 2019年6月14日閲覧。
  11. ^ 「【史料室の瓦版】歴史的文書の選別収集」『滋賀のアーカイブズ』創刊号、2016年。
  12. ^ a b 過去の展示資料”. 滋賀県県政史料室(ホームページ). 2019年6月14日閲覧。
  13. ^ 大月英雄「明治150年特別展「湖国から見た明治維新」を企画して」『アーカイブズ』第69号、2018年。
  14. ^ 県政史料室では、2008年度より庁内情報紙『県民情報室だより』に「歴史的文書を読んでみよう」というコーナーを設けていたが、職員からの反応が一向になかったため、その関心度を知るために始められた(『公文書でたどる近代滋賀のあゆみ』184頁)。企画展に併せて開催されており、時間は職員が参加しやすいように、昼休みの20分程度とされていた。2019年3月までに全59回が開催された。
  15. ^ 「【史料室の瓦版】展示関連講座の開催」『滋賀のアーカイブズ』第7号、2019年。
  16. ^ 刊行物”. 滋賀県県政史料室(ホームページ). 2019年6月14日閲覧。
  17. ^ 湖国と文化”. 公益財団法人びわ湖芸術文化財団. 2019年6月14日閲覧。
  18. ^ 公文書でたどる近代滋賀のあゆみ”. サンライズ出版. 2019年6月14日閲覧。

外部リンク編集