潮鶴橋
横浜市鶴見区の橋
潮鶴橋(しおづるばし)は、横浜市鶴見区鶴見中央と、同区潮田町、向井町を結ぶ、鶴見川にかかる橋である。潮鶴橋と新潮鶴橋が並んで架かる[1]が、本項では合わせて解説する。
潮鶴橋・新潮鶴橋 | |
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新潮鶴橋、右岸下流側より | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 神奈川県横浜市鶴見区 |
交差物件 | 鶴見川 |
用途 | 道路橋 |
路線名 | 潮風大通り |
開通 |
1967年(新潮鶴橋) 1988年(潮鶴橋、架替) |
構造諸元 | |
地図 | |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
概要
編集初代の潮鶴橋は1940年(昭和15年)10月に架けられ、1967年12月には隣接して新潮鶴橋が架けられた。1988年3月には潮鶴橋が架け替えられたため、新潮鶴橋の方が築年数が古い[2]。
鶴見川にかかる徒歩で往来可能な橋としては、河口側から数えて鶴見大橋(産業道路)、臨港鶴見川橋、潮見橋に続く4番目に位置する。
周辺
編集潮鶴橋付近の鶴見中央側は鶴見区の中心部である。以下の施設が潮鶴橋付近に集中している。
南側は鶴見産業道路・首都高速横羽線汐入出入口方面に通じる幹線道路で、かつては三十六米道路と呼ばれていたが、1997年には「潮風大通り」の愛称がついた[3]。
近隣の橋
編集- 鶴見川
- (上流) - 芦穂橋 - 潮鶴橋・新潮鶴橋 - 潮見橋 -(下流)
構造・形状
編集上流寄りの潮鶴橋と下流側の新潮鶴橋が並んで架かる。いずれも車道3車線と歩道が付き、中央分離帯には初代潮鶴橋の親柱が残されている[2]。
名前にちなみ、欄干部に鶴、中央分離帯には波(潮)がデザインされている。
緩いアーチを描いている。また、周辺の地域はきわめて平坦な地形だが、潮鶴橋を渡る道路は橋の両側で、橋に向かって登り坂となっている。橋を渡りきった向井町側には信号機付きのT字路があり、橋に向かう方向で走ってきた車両が(橋を渡らずに)東方向へ右折できるようになっているが、潮鶴橋がアーチ形状になっており、対向車を把握しづらいため注意が必要である。
建造年の違いから橋脚は新潮鶴橋が4基、潮鶴橋が2基となっている。
2021年に新潮鶴橋の歩道はタイル舗装から無塗装のアスファルト舗装へ改修工事されている。
写真
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大雪で積雪した潮鶴橋(2014年2月14日深夜)
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画面奥が鶴見駅方向。右側の潮鶴橋と左側の新潮鶴橋が並行して架かるが、幅の広い一体の橋の外観を持つ。
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新潮鶴橋の親柱
脚注
編集- ^ a b “鶴見川河川区域・河川保全区域平面図(5)” (PDF). 国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所. 2019年9月9日閲覧。
- ^ a b 横浜市道路局橋梁課「第五稿 魅力ある親柱特集(前編)」(PDF)『横濱橋梁今昔』第5巻、2019年4月、2019年9月9日閲覧。
- ^ “鶴見区の年表”. 鶴見区総務部総務課 (2019年3月11日). 2019年9月9日閲覧。
- ^ “鶴見区の魅力ポイント 公園や自然4”. 鶴見区役所 区政推進課 (2014年3月12日). 2019年9月9日閲覧。