焙煎穀物飲料(ばいせんこくもついんりょう、英語: roasted grain beverage)または穀物コーヒー(こくもつコーヒー、英語: grain coffee)、シリアルコーヒー英語: cereal coffee)は、一種類または複数の焙煎した穀物に量産用の化合物や粉末を加味したものを熱湯で戻して飲む飲料。カフェインレスのコーヒーの代替品として知られており、稀少で高価なものもある[1]

ライムギやオオムギなどを焙煎し粉末化したポーランドの『kawa zbożowa(穀物コーヒー)』
水に溶かした『kawa zbożowa(穀物コーヒー)』

有名な焙煎穀物飲料にはカロポツタム英語版インカ英語版がある。その他にも健康食料品店やスーパーマーケットで販売されているものがある。

オオムギ、オオムギ麦芽ライムギなどが知られている。

利用

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ポーランド(インカ、クラクス、アナトーリ、クジャウィンアンカ)や東アジア日本中華人民共和国大韓民国[2] では一種類または複数の穀物コーヒーが存在する。通常、焙煎コーヒーは単純に熱湯をかけたものである。かつてソビエト連邦や東欧は恒常的に食糧不足に見舞われており、これらコーヒーの代替飲料が飲まれていた。

コーヒーを飲む習慣がある文化圏でもカッフェ・ドルゾのようなコーヒー風の飲料が存在するものの、代替ではなく別種の飲料として認識されている。

安全性

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アクリルアミドはコーヒーやバーベキューの肉と同様、焦げたパンや炭水化物を多く含む食品を加熱したものに多く含まれている。 焦がした穀物は穀物コーヒーにも使われているため、アクリルアミドを多く含有していると考えられている[3]。 アクリルアミドは発癌性を高めるとも指摘されているが[4]、2013年現在はっきりしたことは分かっていない。

関連項目

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脚註

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  1. ^ Yvona Fast, "Kicking the Coffee Habit: Going Caffeine-Free with Grain-Based Beverages" アーカイブ 2016年3月19日 - ウェイバックマシンE–The Environmental Magazine May 1, 2010 ( 要購読契約).
  2. ^ Alex Jung, "20 delicious Korean drinks"CNN October 13, 2011.
  3. ^ Jiang Zhuqing, "Cancer chemical in French fries and coffee?" アーカイブ 2016年4月14日 - ウェイバックマシンチャイナデイリー, April 15, 2005 ( 要購読契約).
  4. ^ Acrylamide”. アメリカがん協会 (1 October 2013). September 2014閲覧。