片倉城

東京都八王子市にあった城
片倉城跡公園から転送)

片倉城(かたくらじょう)は、東京都八王子市片倉町にあった日本の城。別名八王子城。都指定史跡[1]

logo
logo
片倉城
東京都
片倉城空堀
片倉城空堀
別名 八王子城
城郭構造 平山城
天守構造 なし
築城主 長井時広(永井とも)か
築城年 室町時代(15世紀?)[1]
主な城主 大江姓長井氏(永井とも)
廃城年 不明(16世紀?)
遺構 空堀、土塁
指定文化財 東京都指定史跡
位置 北緯35度38分22.51秒 東経139度20分16.74秒 / 北緯35.6395861度 東経139.3379833度 / 35.6395861; 139.3379833
地図
片倉城の位置(多摩地域内)
片倉城
片倉城
テンプレートを表示

概要 編集

片倉城は東京都八王子市片倉町にあった平山城である。扇谷上杉氏の家臣長井氏が拠ったとされる。現在片倉城跡公園として整備され、公園内にはカタクリの群生地がある。

歴史・沿革 編集

構造 編集

湯殿川とその支流の兵衛川(宇賀川[2])に挟まれた小比企丘陵の東端に位置する。主郭及び二郭が配置され、北方には腰郭が設けられている。丘陵方面は空堀で遮断する構造となっているが、南東に開く虎口に、二重の馬出し様の小郭を設け、守りを更に厳重なものとしている。主郭二郭間は鉤の手状に折れた空堀で区画され、                                   

空堀中央部に設けられた木橋を防御する構造となっていた。また、主郭東面には櫓台、張出部、横堀、横堀内の櫓台が設けられ、二郭同様厳重な構えとなっている。

考古資料 編集

遺構 編集

太平洋戦争中の高射砲の設置時、及び、公園としての整備時に、遺構の一部が旧態を失ったとされるが、空堀、土塁、土橋、櫓台等が良く残る。

観光 編集

アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 「東京都文化財情報データベース」 東京都公式HP
  2. ^ 『角川日本地名大辞典』3「東京都」、竹内理三。角川書店、昭和53年10月27日発行。

関連項目 編集

外部リンク 編集