アンジェリーナ (小惑星)

小惑星

アンジェリーナ[1] (64 Angelina) は、小惑星帯に位置する小惑星の一つ。中型の、比較的珍しいE型小惑星であり、E型小惑星としては (44) ニサと (55) パンドラに次いで3番目に大きい。かつてはE型では最も大きい小惑星だと考えられていたが、その後の研究によって推定されていた大きさの4分の1しかないことが分かった。

アンジェリーナ
64 Angelina
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
発見
発見日 1861年3月4日
発見者 エルンスト・テンペル
軌道要素と性質
元期:2007年4月10日 (JD 2,454,200.5)
軌道長半径 (a) 2.684 AU
近日点距離 (q) 2.350 AU
遠日点距離 (Q) 3.018 AU
離心率 (e) 0.124
公転周期 (P) 4.40
軌道傾斜角 (i) 1.308
近日点引数 (ω) 179.66 度
昇交点黄経 (Ω) 309.24 度
平均近点角 (M) 130.17 度
物理的性質
直径 53 km
自転周期 8.752 時間
スペクトル分類 E / Xe
絶対等級 (H) 7.67
アルベド(反射能) 0.157
色指数 (B-V) 0.734
色指数 (U-B) 0.254
Template (ノート 解説) ■Project

1861年3月4日にドイツ天文学者、エルンスト・テンペル (Ernst Wilhelm Leberecht Tempel) により発見された。これはテンペルが発見した最初の小惑星である。オーストリア(現ハンガリー領)出身の天文学者フランツ・フォン・ツァハマルセイユ付近に造った観測所に因んで名付けられた。

E型の小惑星は近日点で異常に明るく輝く。この現象は木星衛星であるイオガニメデエウロパ土星の衛星のイアペトゥスでも見られる。

出典 編集

関連項目 編集

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