アンティシペイション[2]Anticipation)は、カーリー・サイモン1971年に発表した楽曲。

アンティシペイション
カーリー・サイモンシングル
初出アルバム『Anticipation
B面 ザ・ガーデン
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 ロンドン、モーガン・スタジオ
ジャンル ロック
時間
レーベル エレクトラ・レコード
作詞・作曲 カーリー・サイモン
プロデュース ポール・サミュエル=スミス
チャート最高順位
カーリー・サイモン シングル 年表
幸福のノクターン
(1971年3月)
アンティシペイション
(1971年11月)
Legend in Your Own Time
(1972年3月)
ミュージックビデオ
「TAnticipation (Live)」 - YouTube
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概要 編集

カーリー・サイモンは1971年2月にファースト・アルバム『Carly Simon』を発表。その後、ロサンゼルストルバドゥールで行われたキャット・スティーヴンスのコンサートでオープニング・アクトを務めた。サイモンはスティーヴンスに、コンサートのあと家まで迎えに来てもらうよう頼んだ。それは彼らにとって記念すべき最初のデートであった。しかし待てど暮らせどスティーヴンスは現れない。怒りにかられたサイモンはギターを手に取り、15分で曲を書き上げた[3][4]。「期待をしてしまったら(アンティシペイション)/期待をしてしまったら/何もかも遅れるばかり/そして待ち続ける」

スティーヴンスはポール・サミュエル=スミスをプロデューサーに迎え、1970年にアルバム『父と子(Tea for the Tillerman)』を発表。アルバムとシングルカットした「ワイルド・ワールド」はともに大ヒットし、人気絶頂のときにあった。サイモンは次のレコードの制作をサミュエル=スミスに依頼。1971年夏、ロンドンのモーガン・スタジオでセカンド・アルバムのレコーディングを行った。同年11月、アルバム『Anticipation』を発表。同月、「アンティシペイション」がシングルカットされる[1]

ビルボード・Hot 100の13位、イージーリスニング・チャートの3位を記録し、ビルボードの1972年の年間チャートで72位を記録した。

ニューヨークのセントラル・パークのウォールマン・リンクでは、1967年から1976年にかけて毎年夏に音楽祭「Schaefer Music Festival」が開催されていた。ABCテレビは『Good Vibrations From Central Park』というタイトルで1971年のイベントを放送しているが、同年のイベントでサイモンが「幸福のノクターン」と「アンティシペイション」を披露した映像が残っている[5][6]

脚注 編集

  1. ^ a b 45cat - Carly Simon - Anticipation / The Garden - Elektra - USA - EKS-45759
  2. ^ 邦題はかたかなに直したもののほかに、「瞳に恋して(アンティシペイション)」「アンティシペイション(瞳に恋して)」などがある。
  3. ^ Anticipation by Carly Simon - Songfacts
  4. ^ Carly Simon Official Website - Anticipation”. 2012年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年1月11日閲覧。
  5. ^ Carly Simon (2009年10月2日). “Carly Simon - That's The Way I Always Heard It Should Be - 1971”. YouTube. 2022年4月27日閲覧。
  6. ^ Carly Simon (2009年10月8日). “Carly Simon - Anticipation - 1971”. YouTube. 2022年4月27日閲覧。