中岳 (阿蘇山)

熊本県にある阿蘇山を構成する山の一つ

中岳(なかだけ)は、熊本県にある阿蘇山を構成するの一つで、中央火口丘群のほぼ中央に位置し、最も活発な活動をしている火山である。標高1,506メートル。中岳には第1から第7までの火口があり阿蘇山特別地域気象観測所がある。火口周辺は火山ガスにより立ち入り規制が行われる。

中岳
草千里ヶ浜東側の丘より望む中岳
標高 1,506 m
所在地 日本の旗 日本 熊本県阿蘇市
阿蘇郡高森町・同郡南阿蘇村
位置 北緯32度53分0.6秒 東経131度05分49.2秒 / 北緯32.883500度 東経131.097000度 / 32.883500; 131.097000座標: 北緯32度53分0.6秒 東経131度05分49.2秒 / 北緯32.883500度 東経131.097000度 / 32.883500; 131.097000
山系 阿蘇山
中岳 (阿蘇山)の位置(日本内)
中岳 (阿蘇山)
中岳の位置
プロジェクト 山
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中岳 (阿蘇山)の位置(100x100内)
中岳 (阿蘇山)
中岳 (阿蘇山)
中岳 (阿蘇山)
中央火口丘と中岳・高岳の位置関係
中岳   高岳   中岳第1火口

解説 編集

最近の80年間[いつから?]は、最も北側の第1火口でのみ噴火している。玄武岩質安山岩からなる複成火山で、山体の東半分は活動初期に形成された古期山体、西半分は新期山体と最新期火砕丘から構成されている。また、火口には通称『湯だまり』と呼ばれる火口湖が形成されている。

近代的観測網が整備された以降の活動からは、

  • 活動が活発化してくると湯だまりは減少または消失、火口底が赤熱すると噴火に至ることが多い。
  • 数日以内で収束するような噴火は2年から3年おきに発生。(例:2004年、2005年、2011年)
  • 数年間活動を継続するような噴火は、10年から20年に1回程度発生。(例:1933年、1958年、1979年、1989から1993年)

と言った活動の特徴が解析されている。

なお、阿蘇山に於ける噴火警戒レベルは、他の火山と異なり『火口が赤熱していても噴火があまり発生しないからレベル1と評価されている』[1]いつ噴火してもおかしくないとの指摘がある。

阿蘇五岳 編集

近隣の交通 編集

有料道路 編集

一般県道 編集

脚注 編集

  1. ^ 鍵山恒臣、阿蘇山 国交省 日本の活火山(17) (PDF)

関連項目 編集

外部リンク 編集

  1. ^ 『現代の国語2』三省堂、2月25日 2023、156頁。