E45号線

欧州自動車道として最長(南北方向)

E45号線(E45ごうせん)は欧州自動車道路のAクラス幹線道路スウェーデンカレスアンド英語版からデンマーク、ドイツ、オーストリアを経由してイタリアジェーラまでを結んでいる。総延長は4920km。南北方向の欧州自動車道としては最長である。

欧州自動車道路
E45号線
地図
北端  スウェーデン カレスアンド英語版
主な経由国  スウェーデン
 デンマーク
ドイツの旗 ドイツ
 オーストリア
イタリアの旗 イタリア
南端 イタリアの旗 イタリア ジェーラ
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
E 45 between Sorsele and Slagnäs in Lappland, Sweden. The speed limit here has been reduced to 100 km/h (62 mph)[1]from 110 km/h (68 mph) since this picture was taken.
E45号線の欧州大陸で最北の出口、フレゼリクスハウンの南

カレスアンド英語版 (スウェーデン) – ポリウス英語版ヨックモック - アルヴィツヤウル英語版エステルスンドムーラ英語版セフレオーモール英語版ヨーテボリフレゼリクスハウン (デンマーク) – オールボーラナース - オーフスヴァイレコリングフレスリウ英語版(Frøslev) – フレンスブルク (ドイツ) – ハンブルクハノーファーゲッティンゲンカッセルフルダヴュルツブルクニュルンベルクミュンヘンローゼンハイムヴェルグル (オーストリア) – インスブルックブレンナー峠フォルテッツァ (イタリア) – ボルツァーノトレントヴェローナモデナボローニャチェゼーナペルージャフィアーノ・ロマーノナポリサレルノシチニャーノコゼンツァヴィッラ・サン・ジョヴァンニメッシーナカターニアシラクサシラクサ[2]を経由する。

経路 編集

フィンランド 編集

E45号線はフィンランドでは標識されておらず[3]、公文書では[2]始端としてスウェーデン・フィンランド国境の町のスウェーデン語名であるカレスアンドを利用しており、これは道路がスウェーデンから始まっていることを示している。スウェーデン政府は2005年にE45号線のデンマーク以北への延長を提案したが、フィンランド側の道路も含めることができたにもかかわらずフィンランド側道路は含まれていなかった。E8号線とE45号線の間には1kmの距離がありこの区間はフィンランドの959号線が走っている。

スウェーデン 編集

2006年11月、E45号線は既存のスウェーデン国道45号線を組み込むことで延長された。この国道はフィンランド・スウェーデン国境のカレスアンドからエステルスンド、ムーラグルームス英語版を経由してヨーテボリまで伸びている。伸びた距離は1690kmで、スウェーデン国道45号線の標識は2007年夏にE45号線に取り替えられた。E45号線はスウェーデン独自の番号は持たないが、通称的に内陸道と呼ばれている。

スウェーデン国内のE45号線は多くが一般道である。カレスアンドからトースビー英語版間の1370kmは道幅が6-8m程度で、過疎の森林地域を走っており、時折村がある程度で人口10000人以上の町はエステルスンドとムーラの2つである。

エステルスンド近郊ではE14号線も兼ねており、グルームスあたりから南に6kmほどはE18号線も兼ねる。セフレからトロルヘッタンの間は数箇所でミドルバリアのある2+1道路英語版になっている。トロルヘッタンとヨーテボリの間の52kmの高速道路は2012年に完成した。速度制限はムーラ以北でおおむね100km/hで、ムーラ以南では90kmである。鉄道の踏み切りは26箇所である。

ヨーテボリ・フレゼリクスハウン間のフェリーはおおむね1日8本で2-3時間半かかる。

デンマーク 編集

デンマークではE45号線は速度制限が110km/hから130km/hの高速道路扱いで、フレゼリクスハウンからドイツ・デンマーク国境まで続いている。E45号線はデンマーク独自の番号は持たない。途中でE39号線とE20号線と交差する。

1992年にE3から改名され、2006年にスウェーデンに延長されるまではフレゼリクスハウンが北の終点であった。

デンマーク国内の合計延長は357kmである。


ドイツ 編集

オーストリア 編集

イタリア 編集

 
シチリア島でのE45号線の標識

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