沖縄県立球陽中学校・高等学校

沖縄県沖縄市にある中高一貫校
球陽高校から転送)

沖縄県立球陽中学校・高等学校(おきなわけんりつきゅうようちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、沖縄県沖縄市南桃原にある県立中学校高等学校2016年度より併設型中高一貫校となった。

沖縄県立球陽中学校・高等学校

沖縄県立球陽中学校・高等学校

地図
地図北緯26度19分8.2秒 東経127度47分5.3秒 / 北緯26.318944度 東経127.784806度 / 26.318944; 127.784806座標: 北緯26度19分8.2秒 東経127度47分5.3秒 / 北緯26.318944度 東経127.784806度 / 26.318944; 127.784806
国公私立の別 公立学校
設置者 沖縄県の旗 沖縄県
学区 県全域
校訓 進取・好学・敬愛
設立年月日 1989年4月8日
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 理数科・国際英語科
学期 3学期制
学校コード C147221100090 ウィキデータを編集(中学校)
D147221100052 ウィキデータを編集(高等学校)
高校コード 47160H
中学校コード 470240[1]
所在地 904-0035
沖縄県沖縄市南桃原一丁目10番1号
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

概要 編集

1980年台後半から1990年代にかけて設置された「4K」と呼ばれる全県学区の新設県立高等学校の一つである。ただし開邦高校向陽高校などとは異なりを持たないため、離島や遠方からの入学者は、下宿あるいは学校近隣のアパートでの生活となる。

授業は、朝7時30分開始の0校時から6校時までの60分6コマ(早朝講座は50分)であり、夏休みの20日間の夏期講座など、全員必修の講座が多種ある。 また、2003年からは総合的な学習の時間の一環として、「球陽プロジェクト(略称:QP)」と呼ばれる県外実地研修及び実地研修で学んだことの発表会を行なわれ、この模様はインターネット放送された。現在は筑波・台湾研修が実施されており、それぞれの学部の生徒が最先端技術を学んだり、国際交流の機会を持っている。

那覇市およびその隣接区域には、同じく4Kとよばれる開邦高校や那覇国際高校と、旧制中学校を前身とする首里高校那覇高校、私学では昭和薬科大附属高校沖縄尚学高校があるのに対し、本島中部に立地する進学重点校は球陽高校のみとなっている。このため合格に最低限必要な点数を大きく上回る生徒も数多く在籍している。

校地は1984年に閉校した中央高等学校(私立)の跡地を利用しているが、校舎はすべて新しく建て替えられている。

沿革 編集

設置学科 編集

  • 中学校
    • 1学年1クラス40名(平成31年度入試より80名)
  • 高等学校
    • 理数科(5クラス:200名)
      • 理数科目の単位数が多く、理科では物理化学が必修科目であり、生物地学から1領域を選択し学習する。実験・野外実習を組み入れながら深め、数学分野でも理数数学の教科で高校で履修すべき全分野を学んでいく。
      • SSHの特別授業があり、グループによって異なった内容の研究をし、発表をする。英語を用いた発表も行われている。
      • 2年次では筑波研修が行われ、関東地方の大学見学や筑波の最先端の科学技術を中心に学ぶ。
    • 国際英語科(2クラス:80名)
      • 専門科目の「コンピュータLL演習」は主に外国人指導教員の指導によって、コミュニケーション能力の育成を目指す。海外留学する者も多い。
      • 入学時に「中国語」または「スペイン語」を第二言語として選択し、1年次まで学ぶ。
      • 国際英語科では「異文化理解」という授業が2年次まであり、沖縄の歴史や文化、また海外の習慣や文化について英語を用いて総合的に学び、表現することで国際化する社会に求められる人材を育成する。
      • 2年次には台湾研修が行われ、歴史や文化を学びつつ、台湾の大学生や高校生との交流を通して異なった言語での表現力の重要性を学ぶ。

アクセス 編集

路線バス 編集

琉球バス交通が運行している。
路線・系統 下車バス
21番・新都心具志川線[2]
62番・中部線
63番・謝苅線
263番・謝苅おもろまち線

75番・石川北谷線
112番・国体道路線
球陽高校前

出身著名人 編集

脚注 編集

  1. ^ 沖縄県所属中学校コード表 (PDF)
  2. ^ 平日の具志川行き早朝1本のみ

関連項目 編集

外部リンク 編集