田中調節池

日本の千葉県にある調節池

田中調節池(たなかちょうせつち)は、千葉県柏市我孫子市にまたがる調整池利根川鬼怒川の合流点下流の右岸側(北緯35.909277度0分0秒 東経139.981305度0分0秒 / 北緯35.90928度 東経139.98130度 / 35.90928; 139.98130 (田中調整池)) に位置する。面積11.75平方キロメートル、治水容量6068万立方メートル。

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概要

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田中調節池は、鬼怒川の合流点(北緯35.959478度0分0秒 東経139.932563度0分0秒 / 北緯35.95948度 東経139.93256度 / 35.95948; 139.93256 (菅生調整池))にある菅生調節池とともに1926年(大正15年)に鬼怒川改修計画の一環として立案、1960年(昭和35年)に概成した。調節池の敷地は、昭和初期の段階で湿地沼沢地であったが、第二次世界大戦後は食糧難から開拓が進むなど土地利用が進んだ。このため調整池の計画も調整を余儀なくされた歴史がある。その後、利根川の対岸(北緯35.924323度0分0秒 東経139.980268度0分0秒 / 北緯35.92432度 東経139.98027度 / 35.92432; 139.98027 (稲戸井調節池))に完成した稲戸井調節池と合わせて利根川本流の調整機能を支えている[1]。 2019年10月の令和元年東日本台風(台風19号)による出水時には、田中調節池内の農地が完全に水没する水量を引き受けるなど、他の2調節池(菅生調節池と稲戸井調節池)とともに東京ドーム約72杯分と過去最大を調整量を記録した[2]

脚注

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  1. ^ 松本敬司, 福岡捷二, 須見徹太郎「利根川河道沿い三調節池群の洪水調節量の算定」『土木学会論文集B1(水工学)』第69巻第4号、土木学会、2013年、I_793-I_798、2020年1月10日閲覧 
  2. ^ 調節池流入過去最大 東京ドーム72杯分 利根川、洪水防止に貢献”. 毎日新聞 (2020年1月10日). 2020年1月10日閲覧。

関連項目

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