福田 恵一(ふくだ けいいち、1957年5月23日 - )は日本の医学者慶應義塾大学医学部教授。

来歴 編集

東京都足立区生まれ。小学校から大学卒業まで千葉県松戸市在住。心臓の再生医学の第一人者。骨髄中の間葉系幹細胞が心筋細胞に分化できることを世界で初めて示し、心臓病の再生医学を創始した。ヒトES細胞やヒトiPS細胞から心筋細胞を分化誘導し、心臓病の治療や診断に利用できることを示した。ヒトiPS細胞を利用した再生心室筋細胞の作出法、純化精製法の開発、移植細胞生着率の改善、移植デバイスの開発等を行い、これを社会実装するために大学発ベンチャーHeartseed社を設立した。

略歴 編集

  • 1976年 千葉県立東葛飾高等学校卒業
  • 1983年 慶應義塾大学医学部卒業
  • 1987年 慶應義塾大学大学院医学研究科(循環器内科学)修了
  • 1987年 慶應義塾大学助手
  • 1991年 国立がんセンター研究所に国内留学
  • 1992年 米国ハーバード大学ベスイスラエル病院分子医学教室留学
  • 1994年 米国ミシガン大学心血管研究センター留学
  • 1995年 慶應義塾大学医学部循環器内科助手
  • 1999年 慶應義塾大学医学部講師
  • 2005年 慶應義塾大学医学部再生医学教授
  • 2010年 慶應義塾大学医学部循環器内科教授
  • 2015年 慶應大学発バイオベンチャーHeartseed社設立
  • 2023年 慶應義塾大学名誉教授

受賞歴 編集