科斗文(かとぶん)は、中国古代の文字であると主張されるもの。「蝌蚪文」とも。
「科斗」はオタマジャクシで、主張者[誰?]によれば、墨が発明される前、漆で文字を書いたが、漆は粘着力が強いから、等幅の線は書きにくく、文字の線は線頭が大きく、線尾が小さくなって、文字がオタマジャクシに似るからその名がついたという。その後、周の宣王のとき、太史である籀がこれを変えて大篆をつくったとつたえられる。[要出典]
この名の文献初出はおそらく偽古文尚書の孔安国序(晋人の偽作か)、また盗が古墳をあばいて古竹簡書(汲冢書)を得たという晋書その他であろう。
科斗文は伝説で、晋代になって生じたのであろうという。
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