秘戯書争奪
『秘戯書争奪』(ひぎしょそうだつ)は、山田風太郎の時代小説。1968年に発表された忍法帖シリーズの第21長編。『週刊新潮』1968年2月23日号から10月12日号号まで『秘書』の題名で連載された。
秘戯書争奪 | ||
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著者 | 山田風太郎 | |
発行日 | 1968年 | |
ジャンル | 時代小説 | |
前作 | 銀河忍法帖 | |
次作 | 忍法封印いま破る | |
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物語
編集世継ぎがいない13代将軍・徳川家定。老中阿部伊勢守は、性生活の秘書「医心方(いしんぼう)房内篇(ぼうないへん)」を盗み、将軍の男性機能を改善しようと考える。朝廷に仕える典薬頭(てんやくのかみ)半井出雲守が秘蔵する秘書「医心方房内篇」。蘭医の弟子と7人の甲賀くノ一、半井家の娘と7人の伊賀忍者。両陣営による秘書争奪戦が始まる。
登場人物
編集医学生
編集甲賀くノ一
編集- お遊(おゆう) - 武家娘姿。
- お扇(おせん) - 鳥追い姿。
- お茅(おかや) - 巫女姿。男性恐怖症。
- お篠(おしの) - 風車売りの姿。
- お琴(おこと)- 女飴売り姿。
- お藍(おあい) - 巡礼姿。半白痴の美女。
- お筆(おふで) - 人形つかいの姿。
伊賀忍者
編集映像化
編集1993年、キングレコードで『くノ一忍法帖III 秘戯伝説の怪』としてオリジナルビデオドラマ化されている
脚注
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