稲泉連
概要
編集東京生まれ[3]。高校中退後、大学入学資格検定を経て早稲田大学に1997年入学[1][2]、2002年第二文学部を卒業[1][4]。月刊『文藝春秋』1997年10月号に掲載された『僕が学校を辞めると言った日』により、第59回文藝春秋読者賞受賞[5]。
2005年に『ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死』で第36回大宅壮一ノンフィクション賞受賞[3][4]。当時26歳で最年少の受賞者となった[6]。
第21回(1990年)大宅壮一ノンフィクション賞受賞のノンフィクション作家、久田恵は母親であり、親子での受賞は初めてである[7]。
著書
編集- 『僕の高校中退マニュアル』文藝春秋、1998年
- 『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』文藝春秋、2001年。文春文庫、2007年
- 『ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死』中央公論新社、2004年。中公文庫、2007年
- 『仕事漂流 就職氷河期世代の「働き方」』プレジデント社、2010年。文春文庫、2013年
- 『命をつないだ道 東北・国道45号線をゆく』新潮社、2012年
- 『命をつなげ 東日本大震災、大動脈復旧への戦い』新潮文庫、2014年
- 『復興の書店』小学館、2012年。小学館文庫、2014年
- 『ドキュメント豪雨災害 そのとき人は何を見るか』岩波新書、2014年
- 『豊田章男が愛したテストドライバー』小学館、2016年。小学館文庫、2021年
- 『「本をつくる」という仕事』筑摩書房、2017年。ちくま文庫、2020年
- 『アナザー1964 パラリンピック序章』小学館、2020年
- 『こんな家に住んできた 17人の越境者たち』文藝春秋、2019年
- 『宇宙から帰ってきた日本人 日本人宇宙飛行士全12人の証言』文藝春秋、2019年
- 『日本人宇宙飛行士』ちくま文庫、2023年
- 『廃炉 「敗北の現場」で働く誇り』新潮社、2021年
- 『サーカスの子』講談社、2023年
脚注
編集- ^ a b c 『教育者』なんて言わないで - archive.today(2014年11月22日アーカイブ分) 新鐘 2002年6月10日
- ^ a b 若者を見つめて (2) 稲泉連さん(ノンフィクション作家) - archive.today(2014年11月22日アーカイブ分) 静岡新聞 2014年1月30日
- ^ a b “稲泉連 | 著者プロフィール | 新潮社”. www.shinchosha.co.jp. 2022年2月25日閲覧。
- ^ a b “「稲泉 連」の記事一覧”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン). 2022年2月25日閲覧。
- ^ “『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』稲泉連 | 単行本”. 文藝春秋BOOKS. 2022年2月25日閲覧。
- ^ 大宅壮一ノンフィクション賞 大宅壮一文庫
- ^ 大宅賞に最年少稲泉氏ら/初の親子受賞2005/04/12 20:25 四国新聞