穴 (1960年の映画)
『穴』 (Le Trou) は、1960年のフランス映画。ジャック・ベッケル監督。
穴 | |
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Le Trou | |
監督 | ジャック・ベッケル |
脚本 |
ジャック・ベッケル ジョゼ・ジョヴァンニ ジャン・オーレル |
製作 | セルジュ・シルベルマン |
音楽 | フィリップ・アルチュイス |
撮影 | ギスラン・クロケ |
配給 | 東和 |
公開 |
1960年3月18日 1962年4月7日 |
上映時間 | 132分 |
製作国 |
フランス イタリア |
言語 | フランス語 |
パリの14区にあるサンテ刑務所で、1947年に実際に起きた脱獄事件を描いている。この事件の実行犯の一人であるジョゼ・ジョヴァンニが1958年に発表した小説を原作としている。またロラン役で出演しているジャン・ケロディもこの事件の脱獄囚である。
監督のジャック・ベッケルは、公開前の1960年2月に亡くなっており、この作品が遺作となった。
ストーリー
編集パリにあるサンテ刑務所に収監されている4人の部屋にガスパルという青年が新入りとして入ってくる。実はこの4人は前々から脱獄計画を立てており、協議の結果ガスパルを脱獄のメンバーに加える。
穴を掘り進める中で5人の絆は深まっていくが、決行前日にガスパルは署長に呼び出され、自分が釈放されることを告げられる。
キャスト
編集※括弧内は日本語吹替(初回放送1968年12月1日『日曜洋画劇場』)
- ガスパル:マーク・ミシェル(野沢那智)
- ロラン:ジャン・ケロディ(大木民夫)
- ジェオ:ミシェル・コンスタンタン(小林清志)
- マニュ:フィリップ・ルロワ(中田浩二)
- ボスラン:レイモンド・ムーニエ
- ニコール:カトリーヌ・スパーク