第101独立参謀本部警護旅団 (ウクライナ軍)
第101独立参謀本部警護旅団（だい101どくりつさんぼうほんぶけいごりょだん、ウクライナ語: 101-ша окрема бригада охорони Генерального штабу ЗСУ）は、ウクライナ軍の旅団。ウクライナ軍参謀本部隷下。
| 第101独立参謀本部警護旅団 | |
|---|---|
 | |
| 創設 | 1992年3月10日 |
| 所属政体 |
 ウクライナ |
| 所属組織 |
 ウクライナ軍 |
| 部隊編制単位 | 旅団 |
| 兵科 | 歩兵 |
| 兵種/任務/特性 | 警備隊 |
| 所在地 | キーウ州キーウ |
| 愛称 | ヘナディ・ヴォロビョフ |
| 上級単位 | ウクライナ軍参謀本部 |
| 主な戦歴 |
ドンバス戦争 ロシアのウクライナ侵攻 |
| 現司令官 | セルヒイ ・チェルネツキー大佐 |
ウクライナ軍の6軍種には属さずにウクライナ軍に直接従属している。
概要 編集
ウクライナ軍 編集
1992年3月10日、ソビエト連邦の崩壊とウクライナの独立に伴い、ソビエト連邦軍キエフ軍管区隷下の第368独立警備大隊を基幹に創設された。同時にキエフ軍管区を基幹にウクライナ軍参謀本部が創設された[1]。
ドンバス戦争 編集
「デバルツェボの戦い」も参照
2014年8月から、ドンバス戦争に投入され、東部ドネツィク州に配備された。ウクライナ軍の兵力不足で初実戦配備となり、以後もローテーションで前線には定期的に配備された[1]。
2021年8月23日、 ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、名誉称号「ヘナディ・ヴォロビョフ」を授与された[2]。
ロシアのウクライナ侵攻 編集
北部・キーウ戦線 編集
「キーウの戦い (2022年)」も参照
2022年2月24日から、ロシアのウクライナ侵攻では、首都の北部キーウ州キーウに配備され、26日にウクライナ軍参謀本部に対するロシアの破壊工作員の攻撃を撃退した。同日にはキーウの地下鉄を警備していた分隊が友軍にロシアの破壊工作員と誤認され、フレンドリーファイアで戦死者8人の損害を出した[3]。27日以降はキーウ市外の防御でもロシア軍の進軍を遅らせて（キーウのロシア軍車列）4月上旬にロシア軍はキーウ州から撤退した[4]。
東部・バフムート戦線 編集
「バフムートの戦い」も参照
2022年12月、激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、バフムート市の南トレツク・フロマーダ、ホルリウカを防御している[5]。
編制 編集
旅団司令部（キーウ）
第1警備大隊- 第2警備大隊
- 第3警備大隊
- 第4警備大隊
偵察中隊- 通信中隊
- 整備中隊
- 補給中隊
- 衛生中隊
防空小隊- NBC防護小隊
- 狙撃小隊
脚注 編集
出典 編集
- ^ a b У 101-й окремій бригаді охорони ГШ ЗС України відбулися урочистості з нагоди 24-ї річниці з дня її заснування ウクライナ国防省
- ^ ウクライナ大統領令 No. 412/2021 ウクライナ大統領府
- ^ 第101独立参謀本部警護旅団 ミリタリー・ランド
- ^ Ukrainian forces slow Russian advance in fierce fight for Kyiv ザ・タイムズ・オブ・イスラエル
- ^ У боях на Донеччині загинули Єгор Лях і Вадим Вовк з Дніпропетровщини ススピーリネ