第37独立海兵旅団 (ウクライナ海兵隊)
第37独立海兵旅団（だい37どくりつかいへいりょだん、ウクライナ語: 37-ма окрема бригада морської піхоти）は、ウクライナ海兵隊の旅団。海兵隊司令部隷下。
| 第37独立海兵旅団 | |
|---|---|
 | |
| 創設 | 2023年1月12日 |
| 所属政体 |
 ウクライナ |
| 所属組織 |
 ウクライナ海兵隊 |
| 部隊編制単位 | 旅団 |
| 兵科 | 海兵隊 |
| 兵種/任務/特性 | 水陸両用作戦 |
| 人員 | 2,000人[1] |
| 上級単位 | 海兵隊司令部 |
| 主な戦歴 | ロシアのウクライナ侵攻 |
| 現司令官 | ヴィタリー・ナプカネンコ大佐 |
概要 編集
ロシアのウクライナ侵攻 編集
2023年1月12日、ロシアのウクライナ侵攻の影響に伴い、ウクライナ空中機動軍第79独立空中強襲旅団隷下の1個空中強襲大隊を基幹に、ウクライナ海軍の海軍歩兵部隊として創設された[2]。
2023年4月、NATOの機密文書が流出し、西側諸国供与のクーガー装甲車、AMX-10RCが配備されたことが判明した[3]。
南部・ヘルソン戦線 編集
2023年4月下旬、南部ヘルソン州カホウカ地区に配備された[4]。
2023年5月23日、ウクライナ海軍からの独立に伴い、創設されたウクライナ海兵隊に編入された[5]。
東部・南ドネツク戦線 編集
「2023年ウクライナの反転攻勢」も参照
2023年6月上旬、第35独立海兵旅団と合同で東部ドネツィク州ヴォルノヴァーハ地区で攻勢を開始し、スタロマイオルスケ（ヴェリカ・ノヴォシルカ・フロマーダ）を解放した[6]。
南部・ドニエプル川東岸戦線 編集
2023年12月中旬、第137独立海兵大隊と交代で南部ヘルソン州ヘルソン地区に再配置され、ドニエプル川東岸のクリンキ（オレシキー・フロマーダ）に上陸した[7]。
編制 編集
旅団司令部
第505独立海兵大隊
第1海兵大隊- 第2海兵大隊
戦車大隊
旅団砲兵群
- 指揮情報中隊
- 自走砲大隊
- ロケット砲大隊
- 対戦車砲大隊
防空大隊
工兵大隊- 整備大隊
- 補給大隊
- 偵察中隊
- 狙撃中隊
- 電子戦中隊
- 通信中隊
- レーダー中隊
- 化学防護中隊
- 衛生中隊
脚注 編集
出典 編集
- ^ ウクライナ軍、全海兵旅団を16kmの狭い範囲に集中投入 フォーブス
- ^ New Marine Brigades are being formed (Updated) ミリタリー・ランド
- ^ 第217号（2023年4月10日）NATO流出機密文書、戦術核兵器の配備先 ほか ユーリィ・イズムィコ note
- ^ Морпіхи 37 бригади розгромили позиції окупантів біля села Корсунка на лівобережжі Херсонщині (ВІДЕО) ShoTam
- ^ ウクライナ軍に海兵隊創設へ MIL.IN.UA
- ^ ウクライナ軍、全海兵旅団を16kmの狭い範囲に集中投入 フォーブス
- ^ Recap Deployment Map changes – Week 50 ミリタリー・ランド