小嵐九八郎
(米山信介から転送)
人物
編集秋田県能代市出身。神奈川県立川崎高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業。大学在学中から新左翼運動に身を投じ、社青同解放派で活動し、通算5年の服役経験を持つ。歌人としての筆名は米山信介だったが、現在は小嵐九八郎に統一。「未来」短歌会にて岡井隆に師事。秋田方言を大胆に取り入れた軽快な作風を、小説においても短歌においても統一している。日本ペンクラブ会員。
経歴
編集作品リスト
編集小説
編集- 『流浪期』1988年、講談社ノベルス、のち文庫
- 『巨魚伝説』(1988年、祥伝社ノン・ポシェット)
- 『青春漂流記』(1988年、広済堂出版)
- 『弁護士尽ちゃん愛殺記』1988年、双葉ノベルス、のち文庫
- 『紫桔梗殺人事件』(1988年、光文社カッパ・ノベルス)
- 『あずみ野殺意の旅』(1989年、天山ノベルス)
- 『青狼伝説』(1989年、祥伝社ノン・ポシェット)
- 『風騒ぐ丘』(1989年、広済堂文庫)
- 『海峡にさらば』(1990年、トクマ・ノベルズ)
- 『鈍川家の四兄弟 青昴編』(1990年、集英社文庫)
- 『復讐の海流―続・鈍川家の四兄弟』(1992年、集英社文庫)
- 『剣歌―鈍川家の四兄弟3』(1993年、集英社文庫)
- 『疾風―鈍川家の四兄弟4』(1993年、集英社文庫)
- 『大鷲伝説』(1990年、祥伝社ノン・ポシェット)
- 『諏訪青春水滸伝』1991年、講談社ノベルス、のち文庫
- 『鉄塔の泣く街』(1991年、実業之日本社)
- 『人喰い海流』(1991年、祥伝社ノン・ポシェット)
- 『清十郎』(1992年、文藝春秋)
- 『川崎南町物語』(1993年、広済堂出版)
- 『あしたば物語』(1993年、実業之日本社)
- 『おらホの選挙』(1993年、講談社)
- 『ずっこけやつらが囁けば』(1994年、実業之日本社)
- 『異風者』(1994年、福武書店)
- 『刑務所ものがたり』(1994年、文藝春秋)
- 『波止場ものがたり』(1995年、青樹社)
- 『風に葬え』(1995年、角川書店)
- 『黙っていても双子は』(1995年、中央公論社)
- 『遥かなる啄木 一握の殺意』(1996年、青樹社)
- 『癒されて海鳴りの街』(1996年、実業之日本社)
- 『いっさい、一妻ブルース』(1996年、講談社)
- 『みどりの光芒』(1996年、文藝春秋)
- 『癒しがたき』(1996年、角川書店)
- 『見上げればあ、雲』(1997年、毎日新聞社)
- 『真幸くあらば』(1998年、講談社 のち文庫)
- 『荘子は哭く』(1999年、実業之日本社)
- 『わるい女』(1999年、小学館)
- 『水のような火のような』(2001年、有楽出版社)
- 『蜂起には至らず―新左翼死人列伝』2003年、講談社、のち文庫
- 『ふぶけども』(2004年、小学館)
- 『悪たれの華』(2006年、講談社)
- 『水漬く魂』(2007年、河出書房新社)
- 第1部 藍に燃える
- 第2部 赤に燃える
- 第3部 白に燃える
- 第4部 青に燃える
- 第5部 黒に燃える
- 『悪武蔵』講談社 2009
- 『天のお父っとなぜに見捨てる』河出書房新社 2013 (キリストを描く)
- 『我れ、美に殉ず』講談社 2014(久隅守景、英一蝶、伊藤若冲、浦上玉堂を描く)
- 『鬼の花火師玉屋市郎兵衛』宝島社文庫 2015
- 『犬死伝 赫ける、草莽の志士』講談社 2016 (相楽総三を描く)
- 『彼方への忘れもの』アーツアンドクラフツ 2016
- 『蕪村 己が身の闇より吼て』講談社 2018
- 『あれは誰を呼ぶ声』装画:五木玲子 アーツアンドクラフツ 2018
その他
編集- 『叙事がりらや小唄 小嵐九八郎歌集』(1990年、短歌研究社)
- 『日本人になった新ガイジン』(1999年、講談社)
- 『せつない手紙―こころを伝える綴り方講座』(1999年、ちくま新書)
- 『川崎山王町 小嵐家の台所―都会でできる田舎暮らし』(2000年、青樹社)
- 『妻をみなおす』(2004年、ちくま新書)
- 『明日も迷鳥 小嵐九八郎歌集』(2010年、短歌研究社)
- 『日本名僧奇僧列伝 いのちというは、仏道』河出書房新社 2010
共著
編集関連項目
編集- 田中ひろみ(元アシスタント)