肥後小国駅

日本の熊本県阿蘇郡小国町にあった日本国有鉄道の駅(廃駅)

肥後小国駅(ひごおぐにえき)は、かつて熊本県阿蘇郡小国町大字宮原にあった日本国有鉄道(国鉄)宮原線廃駅)で、行き止まり終着駅であった。

肥後小国駅
1962年頃の肥後小国駅
ひごおぐに
Higo-Oguni
北里 (4.1 km)
地図
所在地 熊本県阿蘇郡小国町大字宮原
北緯33度7分21.3秒 東経131度3分50秒 / 北緯33.122583度 東経131.06389度 / 33.122583; 131.06389座標: 北緯33度7分21.3秒 東経131度3分50秒 / 北緯33.122583度 東経131.06389度 / 33.122583; 131.06389
所属事業者 日本国有鉄道
所属路線 宮原線
キロ程 26.6 km(恵良起点)
電報略号 ヒヲ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1954年昭和29年)3月15日[1]
廃止年月日 1984年(昭和59年)12月1日[1]
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当駅所在地の大字である「宮原」が路線の名称の由来だった。

歴史 編集

駅構造 編集

廃止時点で、単式ホーム1面1線を持つ有人駅で、本線のほか機回し線と側線があった。

駅周辺 編集

遺構 編集

 
駅跡(2007年7月)

駅跡は道の駅小国として整備され、施設内には往時の列車写真が掲げられている。 建物の周囲の歩道部分には枕木が敷かれ、さらに構内の片隅にはレール・駅名標転轍機腕木式信号機もひっそりと保存され、また当所のバス停留所名称は「小国ゆうステーション」でもあり、かつてここが「鉄道の駅」であったことを証明している。但し、本来の駅舎は国道を隔てて少し南方の場所であり、ホームへ上る階段が残されている。駅があった時代は線路は南方の道路をアンダーパスするところまで続いていたが、この道路橋は現在も使用されており、線路跡の道路もそこまで続いている(アンダーパス直前から遊歩道となる)。

隣の駅 編集

日本国有鉄道
宮原線
北里駅 - 肥後小国駅

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、743頁。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目 編集