茨城県工業技術センター

茨城県工業技術センター(いばらきけんこうぎょうぎじゅつセンター)とは、茨城県が設置する公設試験研究機関であり、「工業」「食品」「工芸(結城紬笠間焼)」等の業界を支援する機関である。

茨城県工業技術センター
正式名称 茨城県工業技術センター
英語名称 Industrial Technology Institute Of Ibaraki Prefecture
本所所在地 日本の旗 日本
311-3195
茨城県東茨城郡茨城町長岡3781-1
北緯36度19分03.2秒 東経140度27分32.4秒 / 北緯36.317556度 東経140.459000度 / 36.317556; 140.459000 (茨城県工業技術センター)座標: 北緯36度19分03.2秒 東経140度27分32.4秒 / 北緯36.317556度 東経140.459000度 / 36.317556; 140.459000 (茨城県工業技術センター)
設立年月日 1985年(昭和60年)4月[1]
前身 茨城県工業試験所,茨城県繊維工業指導所,茨城県窯業指導所,茨城県食品試験所[1]
所管 茨城県
下位組織 繊維工業指導所、茨城県立笠間陶芸大学校
関連組織 いばらきサロン
公式サイト http://www.kougise.pref.ibaraki.jp/index.html
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概要 編集

主な業務は、「依頼試験(職員が測定を行う試験)」「設備使用(企業への機器貸出)」「受託研究(企業からの研究開発請負)」「技術相談(技術的内容や補助金申請支援)」「人材育成」「重点研究(センターが中心となり行う研究開発)」である。茨城町長岡の施設を本所とし、支所として「繊維工業指導所」「茨城県立笠間陶芸大学校」がある他、「いばらきサロン」に駐在員を置いている。依頼試験や設備使用で使用される機器は、ホームページで公開されている[2]。かっては、ひたちなか市新光町にある「茨城県デザインセンター」にも駐在員を置いていた[3]

構成施設 編集

茨城県工業技術センター(本所) 編集

「精密測定」「ロボット」「EMC」「強度測定」「金属試験」「軽金属加工(マグネシウムチタン)」「化学分析」「メッキ」等の工業分野から「菓子」「清酒」「納豆」等の食品まで幅広い分野を担当する。その他,経理や産学官連携等をまとめる間接部門もあり、本部機能を有している[2]

所在地

設置部門(※各部門の詳細はHPで確認のこと。)

  • 企画管理部(庶務経理)
  • 産業連携室(連携窓口、デザイン、木工等)
  • 技術融合部門(精密測定、ロボット、CAE
  • 技術基盤部門(電気関連、EMC)
  • 先端材料部門(強度試験、金属試験・軽金属加工)
  • 先端技術部門(化学分析、メッキ)
  • 食品バイオ部門(発酵食品)
  • 地場食品部門(加工食品)

繊維工業指導所 編集

結城紬」「プラスチック」「繊維強化樹脂」(分析等も含む)を担当する、支所である[2]

所在地

設置部門(※各部門の詳細はHPで確認のこと。)

  • 素材開発部門(プラスチック)
  • 紬技術部門(繊維)

茨城県立笠間陶芸大学校 編集

笠間焼など陶芸界の人材育成を目的とした、2年制の陶芸学科と卒業生等が学ぶ研究科からなる専門学校で、センターの支所。委託試験等も行う[2]。2016年(平成28年)4月に、前身の窯業指導所からの組織改編で発足した[1]

所在地

設置部門(※各部門の詳細はHPで確認のこと。)

  • 工芸・材料技術部門(窯業材料)
  • 人材育成部門(陶芸技術)

いばらきサロン 編集

つくば地区研究機関・大学等と民間企業との橋渡しを行う、駐在所である[2]

所在地

脚注 編集

  1. ^ a b c 工業技術センターの概要”. 茨城県工業技術センター公式ホームページ. 2017年6月5日閲覧。
  2. ^ a b c d e 技術情報誌 SUKE3&KAKU3平成29年度 事業案内編” (PDF). 茨城県工業技術センター (2017年4月). 2017年6月4日閲覧。
  3. ^ 技術情報誌 SUKE3&KAKU3平成24年度 事業案内編” (PDF). 茨城県工業技術センター (2012年4月). 2017年6月4日閲覧。

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML