萩原 竜夫(はぎわら たつお、1916年7月18日 - 1985年6月19日[1])は、日本民俗学者日本史研究者。

経歴

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東京市深川区門前仲町生まれ。幼時受洗。1941年東京文理科大学文学部国史学科卒業[1][2]1942年国民精神文化研究所嘱託。1949年東京学芸大学助教授を経て、1967年明治大学文学部教授[1]1962年博士論文「中世祭祀組織の研究」により、東京教育大学から文学博士学位を授与される[3]

著書

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  • 郷土の風習 世界社 1948 (社会科の友叢書)
  • 中世祭祀組織の研究 吉川弘文館 1962
  • 祭り風土記 近代思想社 1965 (現代教養文庫)
  • 神々と村落 歴史学と民俗学との接点 弘文堂 1978.6
  • 巫女と仏教史 熊野比丘尼の使命と展開 吉川弘文館 1983.6 (明治大学人文科学研究所叢書)
  • 中世東国武士団と宗教文化 岩田書院 2007.1 (中世史研究叢書)

共編著・校註

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脚注

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  1. ^ a b c 高島緑雄 1985
  2. ^ 『東京文理科大学・東京高等師範学校・東京第一臨時教員養成所一覧 昭和16年度』東京文理科大学、1941年、114(東京文理科大学一覧)頁。NDLJP:1451096/67 
  3. ^ 国立国会図書館サーチ

参考文献

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  • 高島緑雄「萩原龍夫氏の訃(学界消息)」『日本歴史』第448号、吉川弘文館、1985年、111頁。 
  • 高島緑雄「萩原龍夫年譜」『中世東国武士団と宗教文化』岩田書院、2007年、392-399頁。NCID BA80360871