藤塚砂丘(ふじづかさきゅう)は、埼玉県春日部市藤塚に所在する河畔砂丘中川低地の河畔砂丘群の一つである。

概要 編集

河畔砂丘内陸砂丘)に区分される砂丘群である。砂丘は、大落古利根川の東岸(左岸)沿いに、滑走斜面側に所在している。2列の河畔砂丘が発達しており、Ⅰは長さ850 m・幅100 m・標高8.0 m(Ⅰの北方、藤塚砂丘の最高点)で、直線状の平面形態となっている。高さ(周辺の土地との比高)は3.0 mである。Ⅱは長さ500 m・幅50 mで、ゆるく湾曲した平面形態となっており、Ⅰと比較し規模は小さくなっている。砂質としては、構成鉱物や構成比は他の河畔砂丘とほぼ同様となっているが、地表下1.7 mの風成層では普通輝石の割合がやや多く、地表下2.8 mの水成層の全砂粒分析では軽石粒安山岩片が多くなっている[1]

周辺 編集

脚注 編集

  1. ^ 『中川水系 Ⅰ総論・Ⅱ自然 中川水系総合調査報告書Ⅰ(92ページ、96ページ、107ページ、114ページ)』埼玉県編集、埼玉県発行 1993年平成5年)2月10日 発行

関連項目 編集

外部リンク 編集