藤岡 喜愛(ふじおか よしなる、1924年9月5日-1991年12月22日)は、日本人類学者。専攻は精神人類学。

経歴

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大阪生まれ。1947年(昭和22年)京都大学理学部植物学科卒業。今西錦司に学ぶ。 1949年(昭和24年)大阪市立大学助手、1951年(昭和26年)京大人文科学研究所助手[1]1957年(昭和32年)以降、タイ王国トンガタンザニアフランスなどで人類学的調査に従事する。

1963年(昭和38年)から1971年(昭和46年)まで京大付属病院精神神経科助手、1967年(昭和42年)「ロールシャッハ・テストにおける側頭葉てんかんの特徴」で京大医学博士1968年(昭和43年)医学書院総合医学賞受賞、1972年(昭和47年)兵庫県立医科大学助教授。

1973年(昭和48年)愛媛大学教養部教授、1974年(昭和49年)『イメージと人間』で毎日出版文化賞受賞。1981年(昭和56年)甲南大学文学部教授、1990年(平成2年)退職し、大手前女子大学教授在任中に死去。精神医学人類学を一つにした精神人類学を唱えた。

著書(共著も含む)

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  • ロールシャハ反応集 日本農山村男性世帯主の場合 京都大学人文科学研究所 1959
  • ロールシャハ・テストによるパーソナリティーの調査 第4 京都大学人文科学研究所 1970
  • 人間を考える 対談集 社会思想社 1973
  • 人間を考える. 続 社会思想社 1974
  • イメージと人間 精神人類学の視野 日本放送出版会 1974 (NHKブックス)
  • からだ 対談 弘文堂 1974 (ふおるく叢書)
  • 分子から精神へ 紋様形成と酔能 柴谷篤弘 朝日出版社 1980.3 (エピステーメー叢書)
  • イメージ その全体像を考える 日本放送出版協会 1983.2 (NHKブックス)
  • 気・イメージ・身体 気功と人間の潜在力 津村喬共著 アニマ2001 1991.6
  • イメージの旅(遺稿集) 日本評論社 1993.2

脚注

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  1. ^ 藤岡喜愛『出身県別 現代人物事典 西日本版』p988 サン・データ・システム 1980年

参考文献

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  • 藤岡喜愛教授略歴(「甲南大学紀要 文学編」1990)