西導寺(さいどうじ)は、栃木県さくら市にある浄土宗寺院

西導寺
所在地 栃木県さくら市氏家2550
山号 塩谷山
院号 養徳院
宗派 浄土宗
創建年 建久2年(1191年
開基 氏家公頼
法人番号 2060005001622 ウィキデータを編集
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歴史 編集

1191年建久2年)、氏家(宇都宮)公頼の開基である。公頼は氏家氏の始祖であり、当寺は氏家氏の菩提寺になっていた[1][2]

現在の本堂は、1784年天明4年)に完成した。下野国芳賀郡田野辺村(現・栃木県芳賀郡市貝町)の宮大工長野万右衛門によって建てられたものである[1][2]

寺の隣には「定家地蔵」または「蔦地蔵」と呼ばれる石造の地蔵菩薩像がある。これは、公頼が藤原定家七回忌に定家の顔を模して作らせたものという。公頼の出自である宇都宮氏は歌人である定家との関係が深く、「宇都宮歌壇」を形成していた[2]

交通アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 西導寺さくら市「さくら市観光ナビ」
  2. ^ a b c 栃木県歴史散歩編集委員会 編『栃木県の歴史散歩(歴史散歩9)』山川出版社、2007年、41-42p

参考文献 編集

  • 栃木県歴史散歩編集委員会 編『栃木県の歴史散歩(歴史散歩9)』山川出版社、2007年