市貝町

栃木県芳賀郡の町

市貝町(いちかいまち)は、芳賀郡に属し[1]栃木県南東部に位置する

いちかいまち ウィキデータを編集
市貝町
市貝町旗 市貝町章
市貝町旗 市貝町章
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 栃木県
芳賀郡
市町村コード 09344-1
法人番号 4000020093441 ウィキデータを編集
面積 64.25km2
総人口 10,676[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 166人/km2
隣接自治体 真岡市那須烏山市芳賀郡益子町茂木町芳賀町塩谷郡高根沢町
町の木 スギ
町の花 キク
町の鳥 キジバト
市貝町役場
町長 入野正明
所在地 321-3493
栃木県芳賀郡市貝町大字市塙1280
北緯36度32分35秒 東経140度06分08秒 / 北緯36.54306度 東経140.10225度 / 36.54306; 140.10225座標: 北緯36度32分35秒 東経140度06分08秒 / 北緯36.54306度 東経140.10225度 / 36.54306; 140.10225
外部リンク 公式ウェブサイト

市貝町位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

通勤率は、宇都宮市へ20.9%、真岡市へ11.4%、芳賀町へ10.8%(いずれも令和元年年国勢調査)。

山と河川

編集
  • 山:御岳山(伊許山)、観音山、だんご山
  • 河川:小貝川

隣接する市町村

編集

歴史

編集

町名の由来

編集

前身である市貝村は、羽村と小村の合併により成立したもので、その際に旧村名から1文字ずつ取られて「市貝」と命名された(合成地名)。なお旧・市羽村の名も塙村と赤村から取られた合成地名である。

年表

編集

行政区域変遷

編集
  • 変遷の年表
市貝町町域の変遷(年表)
月日 現市貝町町域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行により、以下の町村が発足。[4][5]
  • 市羽村 ← 市塙村・赤羽村・上根村・多田羅村・石下村・笹原田村
  • 小貝村 ← 椎谷村・文谷村・田野辺村・杉山村・大谷津村・続谷村・苅生田村・羽仏村・塩田村・見上村・竹ノ内村
1954年(昭和29年) 5月3日 市羽村・小貝村が合併して市貝村が発足。
1972年(昭和47年) 1月1日 市貝村が町制施行し市貝町になる。
  • 変遷表
市貝町町域の変遷表
1868年
以前
明治元年 - 明治22年 明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
市塙村 市羽村 昭和29年5月3日
市貝村
昭和47年1月1日
町制
市貝町 市貝町
赤羽村
上根村
多田羅村
石下村
笹原田村
椎谷村 小貝村
文谷村
田野辺村 明治7年
田野辺村
別府村
杉山村
大谷津村
続谷村
苅生田村
羽仏村
塩田村
見上村
竹ノ内村

人口

編集
 
市貝町と全国の年齢別人口分布(2005年) 市貝町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 市貝町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
市貝町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 10,249人
1975年(昭和50年) 10,041人
1980年(昭和55年) 10,459人
1985年(昭和60年) 10,821人
1990年(平成2年) 11,481人
1995年(平成7年) 12,546人
2000年(平成12年) 12,441人
2005年(平成17年) 12,401人
2010年(平成22年) 12,094人
2015年(平成27年) 11,720人
2020年(令和2年) 11,262人
総務省統計局 国勢調査より


行政

編集
  • 町長:入野正明(2009年11月22日-)

衆議院

編集
選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
栃木県第4区(市貝町、小山市真岡市下野市(旧石橋町国分寺町)、栃木市(旧大平町藤岡町都賀町岩舟町域)、芳賀郡下都賀郡 佐藤勉 自由民主党 8 選挙区

行政機関

編集

消防

編集

警察

編集

地域

編集

町名一覧

編集
  • 大字赤羽(あかばね)
  • 大字石下(いしおろし)
  • 大字市塙(いちはな)
  • 大字大谷津(おおやつ)
  • 大字上根(かみね)
  • 大字刈生田(かりうだ)
  • 大字笹原田(ささはらだ)
  • 大字塩田(しおだ)
  • 大字椎谷(しゅうがい)
  • 大字杉山(すぎやま)
  • 大字竹内(たけうち)
  • 大字多田羅(たたら)
  • 大字田野辺(たのべ)
  • 大字続谷(つづきや)
  • 大字羽仏(はぶつ)
  • 大字文谷(ふみや)
  • 大字見上(みあげ)

教育

編集

中学校

編集

小学校

編集

図書館

編集

通信

編集

郵便

編集

郵便番号は「321-34xx」が該当する。集配局は町内全域が市貝郵便局の管轄となる。

郵便局

編集
  • 市貝郵便局(07082)
  • 小貝郵便局(07142)
  • 赤羽郵便局(07222)

電話番号

編集

町内全域が真岡MAの管轄となり、市外局番は「0285」。収容局は以下のビルが該当し、市内局番は以下の通り。

  • 市貝局:67、68

交通

編集
 
市塙駅

鉄道

編集
真岡鐵道

路線バス

編集

下線部が市貝町内の区間。

道路

編集

道の駅

編集

産業

編集

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

編集
真岡鐵道
町の代表駅である市塙駅と隣駅の多田羅駅SLもおかが停車する。
市貝町芝ざくら公園
北関東自動車道宇都宮上三川ICまたは真岡ICからそれぞれ約45分。駐車料金は普通車で500円だが、入場料は無料。毎年4月中旬から5月上旬まで「芝ざくら祭り」が開催される。
芳那の水晶湖
2000年(平成12年)に竣工した人造湖。芝ざくら公園に隣接する。
サシバの繁殖地[7]
2000年代に入ってから、市貝町北部の水田の多い丘陵地帯が絶滅危惧種の渡り鳥・サシバの日本有数の飛来地となっていることが判明[8]し、保全活動及び「サシバの里」としての町おこしを行っている[9]2011年(平成23年)には「サシバの里」を商標登録し、[10]2014年に開設された道の駅には「サシバの里いちかい」の名前が付けられている。
多田羅沼
灌漑用として造成された人造湖。貴重な湿生植物の宝庫である。
武者絵資料館
300年前に建てられた民家を改装し、江戸時代から現在までの武者絵のぼりをはじめ、絵皿、壺、屏風、型紙、大畑家に伝わる古文書など100余点が展示されている。[11]

著名な出身者

編集

脚注

編集
  1. ^ a b c 山口恵一郎 『日本地名辞典 市町村編』 東京堂出版、1980年10月。ISBN 978-4490101355
  2. ^ 『朝日新聞』2014年5月3日朝刊栃木全県・2地方面28頁「(発信)サシバとの共存共栄目指す 市貝の道の駅、活動の中核に /栃木県」
  3. ^ 『朝日新聞』2011年3月18日朝刊栃木全県・1地方面25頁「15市町に災害救助法適用へ 東日本大震災 /栃木県」
  4. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 9 栃木県』、角川書店、1984年 ISBN 4040010906より
  5. ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
  6. ^ 市塙黒田烏山線 - 那須烏山市 2014年5月2日閲覧。
  7. ^ 憩い・楽しむ|市貝町 わが街いいトコ!!|栃木県|地域情報サイト「CityDO!」 2014年5月2日閲覧。
  8. ^ [1]『サシバ Butastur indicus の生息環境について』百瀬浩(中央農研・鳥獣害研究室)、2016年6月29日閲覧
  9. ^ 東京新聞:絶滅危惧種のタカサシバで町おこし 市貝町 新設「道の駅」で常設展:栃木(TOKYO Web) 2014年5月2日閲覧。
  10. ^ 市貝町のあゆみ 2016年6月29日閲覧。
  11. ^ 市貝町 大畑武者絵資料館
  12. ^ 藤平 謹一郎とはコトバンク。2024年7月16日閲覧。

外部リンク

編集