西山真瑚
西山 真瑚(にしやま しんご、英語: Shingo Nishiyama、2002年1月24日 - )は、日本のフィギュアスケート選手(アイスダンス、男子シングル)。東京都出身。早稲田大学(人間科学部)通信教育課程在学中[1]。主な戦績は全日本ジュニア選手権2019・2020年連覇、ユースオリンピック2020年団体戦優勝[2]。
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生誕 |
2002年1月24日(22歳) 東京都 | |||||||||||||||||
親族 | 高田茜 | |||||||||||||||||
身長 | 173 cm | |||||||||||||||||
出身校 |
目黒日本大学高等学校 早稲田大学 | |||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||
代表国 | 日本 | |||||||||||||||||
パートナー | 田中梓沙 | |||||||||||||||||
コーチ |
ロマン・アグノエル マリー=フランス・デュブレイユ パトリス・ローゾン | |||||||||||||||||
所属クラブ |
オリエンタルバイオ 早稲田大学スケート部 | |||||||||||||||||
練習拠点 | モントリオール | |||||||||||||||||
開始 | 2008 | |||||||||||||||||
ISUサイト | バイオグラフィ | |||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||||||
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人物
編集家族構成は父母と3才上の姉。憧れのスケーターは羽生結弦で[3]、イギリスロイヤル・バレエ団所属のバレエダンサー、高田茜は西山の母方の親戚にあたる[4]。
「アイスダンスをシングルのように人気スポーツにしたい」とアイスダンスの練習環境改善を目的としたギフティングによる活動も始めている[5]。
経歴
編集6歳から男子シングルを始め、明治神宮外苑FSCを拠点とし練習に取り組む。
スケーティング技術や表現力に定評があり、2012年全日本ノービス優勝[6]、2016年東日本ジュニア選手権で優勝[7]などの実績を持つ。
2017年1月、カナダのトロントにあるクリケットクラブ(Toronto Cricket Skating and Curling Club)に練習拠点を変更。
2018年にクリケットクラブのアンドリュー・ハラムコーチの勧められたことがきっかけでアイスダンスを始める。
2019年1月に吉田唄菜とのカップルを結成、愛称は「うたしん」[3]。
2019-2020シーズンよりジュニアグランプリシリーズにアイスダンス選手として参戦。シングル競技と並行して活動している。
2020年1月18日、自身のInstagramおよびTwitterで吉田唄菜とのカップル解消を発表[8][9]。
2021年3月、新たに高浪歩未とカップルを結成する。愛称は「あゆしん」で、2026年のミラノ・コルティナダンペッツオオリンピックを目指すという[10]。
2022年3月、個人的な事情によりトロントから日本への拠点変更、拠点変更にともない競技としてアイスダンスを続けていくことが難しくなったことなどから、高浪歩未とパートナーシップ解消を発表。帰国後は東京の明治神宮外苑アイススケート場で練習を続けている。
2022-23シーズンは、パートナーを探しながらも、シングルで大会に出場する予定[11]とし、シングル選手として全日本選手権出場、国体、インカレなどに出場。今シーズンでシングルを引退、今後はアイスダンスに専念する意向を明かしており、2023年5月、田中梓沙とのカップル結成を自身のSNS上で発表した[12]。
2023-24シーズン、2023年10月16日付でオリエンタルバイオ株式会社と所属契約締結[13]。
主な戦績
編集アイスダンス
編集- 田中梓沙とのカップル
大会/年 | 2023-24 | 2024-25 |
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四大陸選手権 | 11 | |
GP NHK杯 | 10 | |
ゴールデンスピン | 9 | |
全日本選手権 | 2 |
- 高浪歩未とのカップル
大会/年 | 2021-22 |
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全日本選手権 | 3 |
- 吉田唄菜とのカップル
大会/年 | 2019-20 | 2020-21 |
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世界Jr.選手権 | 12 | |
ババリアンオープン | 6 | |
2020年ローザンヌユースオリンピック | 6 | |
全日本Jr.選手権 | 1 | 1 |
JGPエーニャ・ノイマルクト | 6 | |
JGPレークプラシッド | 6 |
詳細
編集2024-2025 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | RD | FD | 結果 |
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2024年12月19日 - 22日 | 第93回全日本フィギュアスケート選手権(門真) | |
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TBD |
2024年11月8日 - 10日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(東京) | 10 59.15 |
10 92.12 |
10 151.27 |
2023-2024 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | RD | FD | 結果 |
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2024年1月30日 - 2月4日 | 2024年四大陸フィギュアスケート選手権(上海) | 11 62.09 |
12 95.54 |
11 157.63 |
2023年12月20日 - 24日 | 第92回全日本フィギュアスケート選手権(長野) | 1 71.08 |
3 105.35 |
2 176.43 |
2023年12月6日 - 9日 | ゴールデンスピン(ザグレブ) | 10 61.86 |
9 96.83 |
9 158.69 |
2021-2022 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | RD | FD | 結果 |
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2021年12月22日 - 26日 | 第90回全日本フィギュアスケート選手権(さいたま) | 4 58.10 |
3 90.19 |
3 148.29 |
2020-2021 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | RD | FD | 結果 |
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2020年11月21日 - 23日 | 第89回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(八戸) | 1 58.74 |
1 91.06 |
1 149.80 |
2019-2020 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | RD | FD | 結果 |
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2020年3月2日 - 8日 | 2020年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(タリン) | 13 56.05 |
8 93.56 |
12 149.61 |
2020年2月3日 - 9日 | 2020年ババリアンオープン(オーベルストドルフ) | 6 56.36 |
6 86.32 |
6 142.68 |
2020年1月10日 - 15日 | 2020年ローザンヌユースオリンピックNOC混合団体戦(ローザンヌ) | - - |
1 99.21 |
1 団体 |
2020年1月10日 - 15日 | 2020年ローザンヌユースオリンピック(ローザンヌ) | 6 56.38 |
4 92.32 |
6 148.70 |
2019年11月15日 - 17日 | 第88回全日本フィギュアスケートジュニア選手権(横浜) | 1 57.49 |
1 90.06 |
1 147.55 |
2019年10月2日 - 5日 | ISUジュニアグランプリ エーニャ・ノイマルクト(エーニャ) | 7 54.92 |
6 85.48 |
4 140.40 |
2019年8月28日 - 31日 | ISUジュニアグランプリ レークプラシッド(レークプラシッド) | 5 56.43 |
6 83.32 |
6 139.75 |
男子シングル
編集大会/年 | 2015-16 | 2016-17 | 2017-18 | 2019-20 | 2022-23 |
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全日本フィギュアスケート選手権 | 16 | ||||
全日本フィギュアスケートジュニア選手権 | 17 | 16 | 9 | 9 |
プログラム使用曲
編集アイスダンス
編集シーズン | RD | FD | EX |
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2023-2024 | スーパーマリオブラザーズ 振付: |
ジゼル 作曲:アドルフ・アダン 振付: |
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2021-2022 | Daydremin' + I NEED YOU 振付:メーガン・ウィング/アーロン・ロウ |
An American In Paris 振付:イーゴリ・シュピリバンド/パスカーレ・カメレンゴ |
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2020-2021 | Daydremin' + I NEED YOU 振付:メーガン・ウィング/アーロン・ロウ |
An American In Paris 振付:イーゴリ・シュピリバンド/パスカーレ・カメレンゴ |
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2020-2021 | A Chorus Line 振付:メーガン・ウィング/アーロン・ロウ |
ドン・キホーテ 振付:ロマン・アグノエル |
Hip Hip Chin Chin |
2019-2020 |
男子シングル
編集シーズン | SP | FS |
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2022-2023 | That's Life by フランク・シナトラ 振付:ジョイ・ラッセル、西山真瑚 |
New world symphony Anthem 振付:ジョイ・ラッセル |
2021-2022 | ||
2020-2021 | That's Life by フランク・シナトラ 振付:ジョイ・ラッセル、西山真瑚 |
East of eden 振付:ディヴィッド・ウィルソン |
2019-2020 | Friend like me 振付:ジョイ・ラッセル |
East of eden 振付:ディヴィッド・ウィルソン |
2018-2019 | El choclo 振付:ジョイ・ラッセル | |
2017-2018 | Por Una Cabeza 振付:宮本賢二 |
Rhapsody on Paganini 振付:ディヴィッド・ウィルソン |
2016-2017 | The Artist 振付:宮本賢二 | |
2015-2016 | ホワイト・レジェンド 振付:佐藤紀子 |
脚注
編集- ^ “フィギュアのアイスダンス界に新星、羽生結弦に憧れる早稲田大・西山真瑚”. 4years. (2020年5月13日). 2020年10月22日閲覧。
- ^ “第3回ユースオリンピック冬季競技大会(2020/ローザンヌ)日本代表選手団 入賞者一覧”. 日本オリンピック委員会 (2020年3月13日21時14分更新). 2020年10月22日閲覧。
- ^ a b “ユース五輪で金…アイスダンス西山真瑚は17歳でカナダ一人暮らし”. FLASH (2020年1月16日). 2020年10月22日閲覧。
- ^ “日本のアイスダンス界に新星!15歳吉田唄菜&17歳西山真瑚。”. Number web (2019年9月6日). 2020年10月22日閲覧。
- ^ “「アイスダンスを日本でメジャーにしたい」フィギュアスケート・西山真瑚”. 4years (2020年11月18日). 2020年11月29日閲覧。
- ^ “第16回全日本フィギュアスケートノービス選手権大会 ノービスB男子 - 最終結果”. 日本スケート連盟 (2012年10月26日~28日). 2020年10月22日閲覧。
- ^ “第42回東日本選手権大会第33回東日本ジュニア選手権大会 ジュニア男子 - 最終結果”. 日本スケート連盟 (2016年11月04日~06日). 2020年10月22日閲覧。
- ^ Shingo Nishiyama (2021年1月18日). “an important announcement”. Instagram. 2021年1月21日閲覧。 “この度、吉田西山組はアイスダンスのパートナーシップを解消することになりました。”
- ^ @shinnnnn_gooo (2021年1月18日). "大切なご報告があります。". X(旧Twitter)より2021年1月21日閲覧。
- ^ “アイスダンス・西山真瑚が高浪歩未とカップル結成 “あゆしん”で「ミラノ五輪を目指して」”. スポーツ報知. (2021年3月14日) 2021年3月14日閲覧。
- ^ “早大・西山真瑚「満足に練習できることは特別」羽生結弦が背中で語ってくれたこと”. 4years.. The Asahi Shimbun Company. (2022年8月21日). 2022年9月4日閲覧。
- ^ “西山真瑚と田中梓沙がアイスダンスでカップル結成、拠点はカナダ・モントリオール”. 4years.. 朝日新聞 (2023年5月6日). 2023年5月6日閲覧。
- ^ “【フィギュア】「あずしん」田中梓沙、西山真瑚組オリエンタルバイオと所属契約締結「日々精進」”. 日刊スポーツ. Nikkan Sports News. (2023年10月26日). 2023年10月26日閲覧。
外部リンク
編集- 国際スケート連盟による田中梓沙 & 西山真瑚のバイオグラフィー
- 国際スケート連盟による吉田唄菜 & 西山真瑚のバイオグラフィー
- Shingo Nishiyama (@shinnnnn_gooo) - Instagram
- 羽生と運命の出会い、アイスダンサー西山真瑚が追いかける偉大な背中 withnews 2020年05月14日
- 早稲田スポーツ新聞会 スケート部 【特集】シーズン開幕特別取材 第5回 西山真瑚 2020年08月21日