西平酒造

画像提供依頼:本社外観の画像提供をお願いします。2015年6月

西平酒造株式会社(にしひらしゅぞう)は、奄美黒糖焼酎を生産している日本の酒造企業。

西平酒造株式会社
NISHIHIRA-SYUZO CO., LTD.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
894-0012
鹿児島県奄美市名瀬小俣町11-21
北緯28度22分13.9秒
東経129度30分4.9秒
座標: 北緯28度22分13.9秒 東経129度30分4.9秒
設立 1927年3月 (1956年4月法人化)
業種 食料品
法人番号 8340001010691
事業内容 奄美黒糖焼酎製造
代表者 代表取締役社長 西平 功
資本金 1000万円
従業員数 7名
決算期 3月
主要子会社 蔵ふと村株式会社
関係する人物 西平守俊
外部リンク https://www.kana-sango.jp/
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目次

概要編集

鹿児島県奄美大島奄美市で、黒砂糖白麹菌米麹を原料として、を用いた三段仕込み[1]で醸造し、常圧蒸留するといった伝統的な黒糖焼酎の製法を守り、最低1年以上の熟成により深みのある味をもつ本格焼酎作りを行っている酒造企業。奄美大島で最も古い蔵元のひとつでありながら、初めて樫樽貯蔵の黒糖焼酎を製造するなど、新しい味や技術の追求も行っている。移出量に限りがあるが、例年鑑評会で優等賞を受賞しており[2]、根強い人気を誇る。奄美群島以外では取り扱う酒店が少ないが、関東地方などでも奄美料理店や味にこだわる飲食店で取り寄せて提供している例がある。

企業現況編集

所属団体編集

沿革編集

関連企業編集

  • 株式会社蔵ふと村 - 本社に隣接する大島紬の工場跡を利用して「加那」の樫樽貯蔵庫、音楽ホール(蔵ふと村酒造ホール。定員70名)として利用[4]
  • 株式会社天海の蔵 - 瀬戸内町手安。旧株式会社西平酒造に出資し、2005年に改称。「天海」、「瀬戸の灘」などの黒糖焼酎を製造。

主要商品編集

  • 「珊瑚」(さんご)30°、25°
  • 「加那」(かな)40°、30°、25°
  • 10年貯蔵古酒「加那伝説 凜」(かなでんせつ りん)41°
  • 8年古酒ブレンド「カナ・ヱグゼ」(かなえぐぜ)40°

すべて旧来の甕仕込、常圧蒸留により製造。

「珊瑚」は無色のタンク貯蔵品で、1年以上熟成させる。黒糖の香りは少なくドライで切れが良いのが特徴で、オン・ザ・ロックに向く。30°品は茶色または緑色の瓶入りであるが、25°品は奄美の海を思わせる青い瓶に入れ、ラベルの裏に自然写真家興克樹撮影の水中写真を印刷し、海中の景色が見える工夫がされている[4]。黒糖焼酎では数少ないカップ入り品(15°)もある。

主要銘柄の「加那」は、タンクで1年間、で1年余り貯蔵した熟成酒[4]1970年代に黒糖焼酎としては初の樫樽貯蔵を行った[5]。淡い琥珀色を呈し、洋酒に似た独特の芳醇さを有するためオン・ザ・ロックに向く。30°、25°品での流通が多い。「加那伝説 凜」は10年貯蔵の古酒をベースに樫樽貯蔵の原酒をブレンドした限定品。

なお、「加那」は、日本語の古語の「愛なし」と同じ語源の奄美方言語彙で、「いとしい人」を意味する名詞のほか、人名の接尾辞として親愛を込めて呼ぶのに使われる(例:愛加那、むちゃ加那)。

その他編集

脚注編集

  1. ^ 米麹の一次仕込み、米の半麹を加える二次仕込み、黒糖の溶解液を加える三次仕込みで発酵させる旧来の手法。
  2. ^ 例えば、鹿児島県酒造組合の平成25酒造年度[1]、平成24酒造年度[2]、平成23酒造年度[3]鑑評会ではいずれも出品した「珊瑚」が優等賞を受賞。
  3. ^ 蔵元一覧 西平酒造株式会社”. 鹿児島県酒造組合. 2014年10月12日閲覧。
  4. ^ a b c d 奄美黒糖焼酎蔵めぐり 西平酒造株式会社”. 奄美大島酒造協同組合. 2014年10月12日閲覧。
  5. ^ 立山雅夫、「たっぷり蔵元探訪 奄美大島」『柴田書店MOOK 薩摩焼酎・奄美黒糖焼酎』pp54-59、2001年、東京、柴田書店、ISBN 4-388-80076-7
  6. ^ 間弘志、『全記録 分離期・軍政下時代の奄美復帰運動、文化運動』p237、2003年、鹿児島、南方新社 ISBN 4-931376-80-0
  7. ^ 吉田元、「軍政下奄美の酒(2)」『日本醸造協会誌』第101巻第12号、2006年、東京、公益財団法人日本醸造協会 [4]

関連項目編集

外部リンク編集