見つめあう恋」(みつめあうこい、原題:There's a Kind of Hush (All Over the World))は、ニュー・ヴォードヴィル・バンド英語版1966年にアルバムのうちの一曲として発表した楽曲。ハーマンズ・ハーミッツによる1967年のシングルカヴァーやカーペンターズによるカヴァーでも知られる。

「見つめあう恋」
ハーマンズ・ハーミッツシングル
初出アルバム『ゼアズ・ア・カインド・オブ・ハッシュ』
B面 ガスライト・ストリートイギリスの旗
ノー・ミルク・トゥデイアメリカ合衆国の旗日本の旗
リリース
ジャンル ポップス
レーベル EMI(現:ワーナー・ミュージック・グループ
MGMレコード
作詞・作曲 ジェフ・スティーヴンス、レス・リード
プロデュース ミッキー・モスト
チャート最高順位
  • 4位(アメリカ)[1]
  • 7位(イギリス)[2]
ハーマンズ・ハーミッツ シングル 年表
イースト・ウェスト
(1966年)
見つめあう恋
(1967年)
雨にさようなら
(1967年)
ミュージックビデオ
「There's a Kind of Hush (Stereo)」 - YouTube
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「見つめあう恋」
カーペンターズシングル
初出アルバム『見つめあう恋
B面 グッバイ・アンド・アイ・ラヴ・ユー
リリース
ジャンル ポップス
レーベル A&Mレコード
プロデュース リチャード・カーペンター
チャート最高順位
カーペンターズ シングル 年表
ソリテアー
(1975年)
見つめあう恋
(1976年)
青春の輝き
(1976年)
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ハーマンズ・ハーミッツ・ヴァージョン

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サード・アルバム『ゼアズ・ア・カインド・オブ・ハッシュ』(1967年)の先行シングルとしてリリースされた。ジョン・ポール・ジョーンズ編曲で参加している[6]。本国イギリスでは7位に達し、ハーマンズ・ハーミッツにとって6作目の全英トップ10入りを果たしたシングルとなった[2]。アメリカではカップリング曲を変更してリリースされ、最高4位を記録。バンドにとって11作目にして最後の全米トップ10シングルとなった[1]

カーペンターズ・ヴァージョン

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アルバム『見つめあう恋』(原題:A Kind of Hush)からの第1弾シングルとしてリリースされた。Billboard Hot 100では12位止まりだったが、イージー・リスニング・チャート(後のアダルト・コンテンポラリー・チャート)では1位を獲得した[3]。1976年のヨーロッパ・ツアーでも演奏され、ロンドン公演での音源がライヴ・アルバム『ライヴ・イン・ロンドン』に収録された。

リチャード・カーペンターカレン・カーペンターがかねてより好んでいた曲だが、リチャードは後年、「オリジナルが素晴らしすぎる」「オールディーズを取り上げるのは『ナウ・アンド・ゼン』のB面で終わりにしておけば良かった」「この曲に限らず、シンセサイザーを使うべきでなかった」という理由から、この曲のカヴァーを録音すべきでなかったというコメントをしている[7]

2009年、ファミリーマートのCM「お帰りなさい(こども篇)」でカーペンターズのヴァージョンが使用された。

その他のカヴァー

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  • エンゲルベルト・フンパーディンク - 『Release Me』(1967年)[8]
  • 桜田淳子 - ライヴ・アルバム『青春賛歌/桜田淳子リサイタル3』(1976年)収録。
  • 原めぐみ - 1981年に日本語詞のヴァージョンをシングルとしてリリース。オムニバスCD『ミート・ザ・ブリティッシュ・ビーツ!』(2004年)収録、ミニアルバム『EVERLASTING LOVE』(2009年)収録、オールタイムベスト『見つめあう恋 コンプリートシングルズ1980〜1991』(2015年)収録。
  • b-flower - 『Paint My Soul』(英語の原詞のまま)(1999年)
  • ジョニー・マティス - 『Isn't It Romantic: The Standard Album』(2005年)
  • バリー・マニロウ - 『ザ・グレイテスト・ソングス・オブ・ザ・シックスティーズ』(2006年)

脚注

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先代
キャロル・キング
「オンリー・ラヴ・イズ・リアル」
Easy Listening ナンバーワンシングル
(カーペンターズ・バージョン)

1976年4月3日 - 4月10日(2週)
次代
ジョン・デンバー
「ルッキング・フォー・スペース」