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言語障害(げんごしょうがい、英:Language disorder)とは、言語の適切な理解表現が困難な病態(状態)を言う。『DSM‒5』では言語症も併記されている。

言語障害には、「音声機能の障害」と「言語機能の障害」とがある。前者は、音声、発音、話し方についてであり、後者は、表現や理解についてである。

症状 編集

音声機能の障害 編集

音声や構音(発音)、話し方の障害のことである。

  • 構音障害(機能性、器質性、運動障害性、聴覚性)
  • 吃音症(話し方の流暢性とリズムの障害)
  • 痙攣性発声障害(局所性ジストニア
  • 発話障害、速話症、乱雑言語症、早口言語症(en:Cluttering)等がある。早口言語症は、聴覚フィードバック系の機能不全であることが解っている。
  • また、脳性麻痺聴覚障害、口蓋裂、喉頭摘出、舌切除等によっても音声障害が生じる。

言語機能の障害 編集

ことばの理解表現の障害である。

なお、言語発達障害には、特異的言語発達遅滞のほか、LDとの重なり、知的障害自閉症スペクトラム広汎性発達障害を含む)等に伴う場合がある。

治療法 編集

言語障害に対するリハビリテーションは、医療機関等で言語聴覚士によって行われている。訪問リハビリテーションも実施されている。幼児、児童、生徒に対しては、幼児療育施設や、小学校中学校の言語障害通級指導教室、特別支援学級(言語障害学級)での言語指導が、言語聴覚士のほか、保育士教員等によっても行われている。

出典 編集

外部リンク 編集