谷裕紀彦
日本のプログラマ
来歴
編集電波新聞社のパソコン・プログラミング雑誌『マイコンBASICマガジン』(ベーマガ)に「Bug太郎(ばぐたろう)」のペンネームでプログラムを多数投稿し、当時既に廃れていたPC-8001用であったにもかかわらずベストプログラマー賞を受賞するなど活躍。1990年にウルフ・チームへ就職し、初のプロデュース・ゲームデザイン作品としてリリースされた『ソル・フィース』は、「ベーマガ卒業生の作品」として同誌で大きく紹介された[1]。後にベーマガのライターとなって、1993年1月号から1994年12月号まで『Bug太郎のプログラムタイム』というコーナーを担当し、ゲームプログラムのための実用的なテクニックを紹介した。
ウルフ・チーム以後は、同社からスタッフが独立して創業したガウ・エンターテインメントに参加。更にネクステック(ネクスエンタテインメント)へ移籍し、同社では執行役員兼最高技術責任者[2]を務めた。2016年7月29日のネクスエンタテインメント解散後、9月1日付でスマイルブーム所属となった[3]。
2015年4月7日から、ProjectEGGにて「DRAGON 'N' SPIRIT」の配信が開始されている[4]。
作品
編集ベーマガ投稿作品
編集特記無きものはPC-8001(N-BASIC)用。
- DRAGON 'N' SPIRIT - 1987年10月号 ※ベスト・プログラマー受賞
- Deos - 1987年11月号、PC-8801mkIISR(N88-BASIC V2)用
- Deos-II - 1988年1月号
- N-TYPE - 1988年4月号 ※創刊70号ザ・ベスト・プログラマー受賞(1988年10月号発表)
- Thunder 'N' Brade - 1988年10月号
- GIVERS - 1989年3月号
- Full-Fire - 1990年10月号 ※創刊100号記念ザ・ベスト・プログラム・コンテスト受賞(1991年5月号発表)
- GIVERS-P3D - 2016年1月1日、プチコン3号用[5][6]
- P3D-MODELER - 2016年1月26日、プチコン3号用[5]
- GIVERS-P3D BIGエディション - 2017年11月12日、プチコンBIG用[5]
商業作品
編集- ソル・フィース - 1990年、X68000用・メガCD用(ウルフ・チーム)
- エクスランザー - 1993年、メガドライブ用(ガウ・エンターテインメント)
- 新創世記ラグナセンティ - 1994年、メガドライブ用(ネクステック)
脚注
編集出典
編集- ^ マイコンBASICマガジン 1991年1月号pp.226-227。
- ^ 会社案内
- ^ Bug_taroのツイート(771125727995453441)
- ^ DRAGON'N'SPIRIT
- ^ a b c 谷 裕紀彦(Bug太郎)の2018年3月14日のツイート、2019年5月18日閲覧。
- ^ “プチコン3号で開発されたハイクオリティーな自作3Dシューティングゲーム「GIVERS-P3D」”. Gigazine (2016年1月8日). 2019年5月18日閲覧。
外部リンク
編集- 谷 裕紀彦(Bug太郎) (@Bug_taro) - X(旧Twitter) (2015年4月 - ) ※ UTC表記。