赤と黒 (詩誌)

日本の雑誌

赤と黒』(あかとくろ)は、1923年大正12年)1月群馬県出身の詩人萩原恭次郎により創刊された詩誌である。しかし、同年9月1日に起きた関東大震災の影響により一時休刊となり、その後5月に第4号と1924年(大正13年)6月号外を1冊出版して廃刊となった。

当初のメンバーは創刊者の萩原恭次郎をはじめとし、岡本潤川崎長太郎壺井繁治で、後に林政雄小野十三郎が加わった。いずれもアナキズムニヒリズムに関する思想の持ち主が多かった。

また、『赤と黒』の創刊号の表紙には「とは爆弾である!詩人とは牢獄の固きとに爆弾を投ずる黒き犯人である!」と刷り込んであり[1]白鳥省吾の民衆詩派を批判するものであった。

なお、冬至書房より1963年昭和38年)に復刻された『復刻版赤と黒』がある[1]

脚注 編集

  1. ^ a b 角田敏郎. “赤と黒(詩雑誌)”. 日本大百科全書(ニッポニカ)(コトバンク). 2019年6月2日閲覧。

参考文献 編集

外部リンク 編集