趙漢乗(チョ・ハンスン、ちょう かんじょう、조한승、1982年11月27日 - )は、韓国囲碁棋士ソウル市出身、韓国棋院所属、九段。国手戦3連覇、BCカード杯世界囲碁選手権準優勝など。

経歴 編集

1995年入段。1998年にLG杯世界棋王戦に初出場するが、1回戦で周俊勲に敗れる。2001年、新人王戦優勝、61勝23敗で最多勝、最多対局を獲得、五段。2002年64勝17敗で最多勝、21連勝で最多連勝。同年、国手戦挑戦者決定戦で李昌鎬に0-2で敗れる。2003年、国手戦挑戦者となるが、李昌鎬に0-3で敗れる。同年、LG杯世界棋王戦で羽根直樹王立誠を破ってベスト4進出するが、李世乭に敗れる。またLG杯ではこの年から3期連続でベスト4進出。2004年八段、KBS杯バドゥク王戦に準優勝し、翌年のテレビ囲碁アジア選手権戦に出場、決勝で張栩に敗れ準優勝。同2005年の農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦では3人抜きを果たす。2006年九段、天元戦で李世乭を3-1で破って初タイトル獲得。2007年に再開した名人戦では、6勝3敗で李世乭に次ぐリーグ2位となり、李世乭との決勝五番勝負は0-3で準優勝。26歳になった2008年から2年間の兵役に就く。2009年第1回BCカード杯世界囲碁選手権戦では、決勝で古力に1-3で準優勝。

2011年に国手戦で崔哲瀚に挑戦して3-2でタイトル獲得、以後3連覇。2012年百霊愛透杯、2013年Mlily夢百合杯でベスト16。2013年スポーツアコードワールドマインドゲームズ男子団体戦で韓国チームとして出場して優勝。2014年三星火災杯ベスト16。2018年マキシムコーヒー杯優勝。2022年ソパルコサノル最高棋士決定戦リーグ参加。

韓国囲碁リーグでは2005年ネットマーブルなどで出場。韓国棋士ランキングでは、2005-07年に4位。2010年はアジア競技大会の男子団体戦で金メダル獲得。2011年には中国甲級リーグに出場し、主将として13勝を挙げて遼寧覚華島チームの初優勝に貢献、2015-17年には乙級リーグに出場した。

タイトル歴 編集

その他の棋歴 編集

国際棋戦

国内棋戦

  • 国手戦 挑戦者 2003年、2015年(59期)
  • LG精油杯プロ棋戦 準優勝 2003年
  • KBS杯バドゥク王戦 準優勝 2004、07年
  • 嶺南日報杯プロ最高手戦 準優勝 2005年
  • SG杯ペア碁大会 準優勝 2012年(呉政娥とペア)
  • 韓国囲碁リーグ
    • 2004年(第一火災)7-0
    • 2005年(ネットマーブル)5-2
    • 2006年(ワールド建設)8-5
    • 2007年(新星建設)9-4
    • 2008年(Tブロード)7-5
    • 2009年(Tブロード)4-8
    • 2011年(Kixx)9-5
    • 2012年(Tブロード)13-5
    • 2013年(Tブロード)8-6
    • 2014年(ポスコケムテク)6-8
    • 2015年(新安天日塩)9-7、ポストシーズン 1-2
    • 2016年(新安天日塩)8-7
    • 2017年(新安天日塩)7-9
    • 2018年(BGF)6-8
    • 2019-20年(セルトリオン)8-8、ポストシーズン 4-1
    • 2020-21年(セルトリオン)5-9、ポストシーズン 1-1
    • 2021-22年(セルトリオン)

その他

  • 中国囲棋甲級リーグ戦
    • 2011年(遼寧覚華島)13-4
    • 2012年(遼寧覚華島)8-8
    • 2013年(遼寧覚華島)5-8
    • 2014年(湖北洪湖三民)4-3
    • 2015年乙級(河南亜太)
    • 2016年乙級(中国移動上海)2-4
    • 2017年乙級(厦門文広金融)6-2

外部リンク 編集