たいそうのおねえさん

テレビ番組『おかあさんといっしょ』における役名のひとつ

たいそうのおねえさん(体操のお姉さん)は、NHKの子供向け番組「おかあさんといっしょ」(1959年10月 - )の2019年4月からの役名。

1981年4月から2019年3月までは「身体表現のおねえさん」とされていた。

概要 編集

2019年4月から「身体表現のおねえさん」に代わって新設。「たいそうのおにいさん」と共に体操を担当する[1]

「たいそうのおねえさん」が新設されるに至った経緯についてNHKは、「体操を集団で行うものに対して、ある時期から1人で行う身体表現のコーナーを設けた。しかし、歌はうたのおにいさん・おねえさんの2人でやっているから、体操も2人でやってみるのはアリではないかという話になった[注 1]。体操に身体表現の要素を含めたことにより、たいそうのおにいさんとおねえさんという形をとることにした。」と語っている。

歴代たいそうのおねえさん 編集

名前 担当期間 担当体操曲 備考
初代 秋元杏月[2] 2019年4月1日 - 『からだ☆ダンダン』

歴代身体表現のおねえさん 編集

1981年4月から2019年3月までの38年間[注 2]、現在の「たいそうのおねえさん」に相当するポジションで設けられており、当時体操とは別に設けられていた身体表現を担当していた。番組では原則おねえさんそれぞれが「『(コーナー名)』のおねえさん」と称されており[注 3]、他のおにいさん・おねえさんと異なり歴代の代数は付与されていない[注 4]

先述通り2019年4月より体操に身体表現の要素が統合されることに従い、『パント!』の終了をもって、パイロット版を含めると39年間にわたって続いた身体表現のコーナーは廃枠となった。

たいそうのおにいさん同様、タリキヨコ以前のおねえさんは、ファミリーコンサートを中心にうたのおにいさん・おねえさんと共に歌うケースも多かったが、いとうまゆの就任と同時に歌う頻度が減りはじめ、いとうの就任から数年経って以降は、うたのおねえさんとの線引きのため、歌うこと(口パクも含む)が一部の例外を除いて禁止されていた[要出典]

前述した通り歴代身体表現のおねえさんらには代数が付与されていないものの、便宜の関係から下記の表では例外的に事実上の代数を表記する。

役名 名前 担当期間 備考
初代 『ハイ・ポーズ』のおねえさん 馮智英[注 5] 1981年4月6日 - 1994年4月2日 13年間 就任期間が歴代の中で一番長い。
2代目 『トライ!トライ!トライ!』のおねえさん 松野ちか[注 5] 1994年4月4日 - 1999年4月3日 5年間 就任期間が歴代の中で一番短い。
3代目 『デ・ポン!』のおねえさん タリキヨコ[注 5] 1999年4月5日 - 2005年4月2日 6年間
4代目 『ズーズーダンス』→『ゴッチャ!』のおねえさん いとうまゆ 2005年4月4日 - 2012年3月31日 7年間 歴代で唯一複数の身体表現を担当。
5代目 『パント!』のおねえさん 上原りさ 2012年4月2日 - 2019年3月30日 7年間 歴代で唯一の平成生まれ。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ ただし、1970年代におにいさん2人体制や、補佐役でレギュラー出演していたタレントを含めた2・3人体制で体操行っていた時期が存在する。
  2. ^ ただし、最初の身体表現である『ハイ・ポーズ』に関してはレギュラー化される前年の1980年度にパイロット版が不定期に放映されており、パイロット版では馮の他に男性体操インストラクターの吉田貢が出演するバージョンも存在する。
  3. ^ ごく稀にだが他のおにいさん・おねえさんから『たいそうのおねえさん』、『ダンスのおねえさん』、『おどりのおねえさん』と称されたり、おねえさんが自らこれらで称したこともあった。
  4. ^ ただし、2023年2月11日放送の「テレビ放送70年「おかあさんといっしょ」から見るこども番組」では代数を付与して紹介していた。
  5. ^ a b c うたのおねえさんの側面もあった。

出典 編集

外部リンク 編集