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遊城 十代(ゆうき じゅうだい)は、アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』およびその派生作品である漫画『遊☆戯☆王GX』に登場する架空の人物。担当声優はKENN(幼少時は長浜満里子)。

遊城十代
遊☆戯☆王デュエルモンスターズGXのキャラクター
登場(最初) TURN-1「遊戯を継ぐ者」
作者 高橋和希
声優 KENN
長浜満里子(幼少期)
プロフィール
愛称 アニキ
別名 覇王十代
性別
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目次

人物編集

『デュエルモンスターズGX』の主人公。「E・HERO」(エレメンタルヒーロー)と「ネオスペーシアン」の融合デッキを使用する。2004年[1]から三年間オシリス・レッドに在籍したデュエルアカデミアの学生。『遊☆戯☆王』シリーズの原作者である高橋和希による命名であり、由来は「友情」(「遊城」の音読みが「ユウジョウ」)、そして「十代の子供たちに見てもらえるように」という意味が込められている。

決め台詞である「ガッチャ、楽しいデュエルだったぜ」が示すように勝敗よりも純粋に楽しいデュエルを好む、極めて陽気で前向きな性格の持ち主。彼を慕い、同級生の丸藤翔や後輩のティラノ剣山が舎弟となるなど、ある種のカリスマ性も備えている。自分や仲間の命が懸かっている局面でもデュエルを楽しむ胆力は相手を瞠目させるが、時にデュエルに大きな物を懸けて挑む者にも主張してしまうので、反感を抱かれることもある(特に3期の展開で顕著に描かれた)。夢は憧れのデュエリストである武藤遊戯のようなデュエルキングになることで、彼から直に譲り受けた「ハネクリボー」を「相棒」と呼んでいる。子どもの頃は「宇宙を救うヒーローになる」という夢を抱いており、デュエルを始めるきっかけにもなった。実技に関しては天才的な能力を発揮するが、筆記試験は苦手で、授業中はよく居眠りをしている。デュエル以外ではスポーツも得意で、劇中終盤ではモーターボードやオートバイなどの操縦もこなす。好物はエビフライ

十代は幼い頃からカードに宿る精霊の姿を見ることができ、それ故に世界の命運を左右する重大な局面に幾度も対峙している。仲間であるネオスペーシアン達からは「正しきの力を持つ者」と呼ばれている。

子供の頃の十代の切り札はユベル。対戦相手を昏睡状態にしてしまうこのカードのせいで、知人達から仲間外れにされ孤独に過ごしてきた。その後、両親の手によってユベルに関する記憶を消去されている。

「覇王十代」編集

十代が心の闇に堕ちた状態であり、同時に十代の心の闇が作り出した幻影かつ心の壁。性格は冷酷で非情。傭兵として数々の死線を潜り抜けたオブライエンの戦意を喪失させる程の威圧感とデュエルタクティクスを持つ。キーカードは「E-HERO(イービルヒーロー)」、切り札は「超融合」である。

仲間を失った十代の精神世界に現れ、十代に「超融合を完成させ異世界を力で支配しろ」と語りかけていた。やがて超融合を完成させ、その圧倒的な力で異世界の完全支配まであと一歩のところまで勢力を広げた。しかし、オブライエンとの死闘の果てに相打ちとなり、覇王は消えたと思われた。その後、三沢に覇王十代も自分の一面であることを説得され、ユベルを倒すために十代自らが覇王を甦らせ、ユベルと死闘を繰り広げた。

使用カード編集

E・HERO編集

E・HERO(エレメンタルヒーロー)。アメコミ風のカードデザインが特徴的。大半は戦士族で占められている。融合を行うことによって様々なモンスターに変化する。初期は「マイフェイバリット・カード」と呼ぶ「E・HEROフレイム・ウイングマン」を中心に構成されていたが、2期からは、後述のネオスペーシアンたちとの融合で力を発揮する新たなHERO、「E・HERO ネオス」が中心となった。なお、「E・HERO ネオス」と、ネオスペーシアン以外のモンスターによる融合モンスター(「究極宝玉神レインボードラゴン」と融合した「レインボー・ネオス」や「ユベル」と融合した「ネオス・ワイズマン」など)はルール上はE・HEROには属さない。

ネオスペーシアン編集

「E・HERO ネオス」と「コンタクト融合」を行える「N」と名のついたカード。カードの属性一つにつき、一体ずつ存在する宇宙人。幼少の十代が全てを創作し、海馬コーポレーションによってカード化され宇宙の波動を取り込んで完成した。作中では十代と話をするなど、一体一体が意思を持っている。「C」と名のついたコクーン(繭)といわれるカードはネオスペーシアン召喚の補助として使われる。「NEX(ネオスペーシアンエクステント)」により「N・アクア・ドルフィン」は「N・マリン・ドルフィン」に、「N・グロー・モス」は「N・ティンクル・モス」に進化する。

E-HERO編集

E-HERO(イービルヒーロー)。覇王十代が用いていたカード。E・HEROの多くが戦士族なのに対して、こちらは全て悪魔族である。専用の融合カード「ダーク・フュージョン」により、更に凶悪なモンスターとなる。覇王が一度消滅して以後、登場することはなかった。

その他の重要カード編集

ハネクリボー
第一話で武藤遊戯から譲り受けたカード。作中では精霊が宿っており、十代は「相棒」と呼んで信頼している。武藤遊戯の使っていた「クリボー」に羽がついたデザインで、クリボーの悪魔族とは対照的に天使族である。「進化する翼」で「ハネクリボーLv10」に進化することができる。アニメでのデュエル時使用率は極端に少ない。
アニメでは登場しないがハネクリボーLv9も存在する。
ユベル
幼少の頃の十代のフェイバリットカード。詳しくはユベルを参照。
超融合
異世界において、暗黒界の狂王ブロンが十代の仲間達を生贄にして完成させようとしていた魔法カード。ブロンが倒れた後、孤立した十代が拾い、覇王十代となった後に完成させた。デュエル中の場のモンスターだけでなく、あらゆるものをカードで融合できる異世界では、このカードは重要な意味を持っており、第3期のキーカードとなった。カード分類は速攻魔法で手札1枚をコストに発動する。自分、または相手の場のモンスターをも融合素材とすることができ、このカードの発動に対してカウンター罠も含む一切のカードは効果を発動できない。速攻魔法であるため、相手ターンやバトルフェイズ中にも使用できる。なお、相手の場のモンスターを1体リリース素材にできる「クロス・ソウル」とは異なり、素材が全て相手の場のモンスターでも構わない。

ストーリー編集

一期目(1年生)編集

入学試験に電車の事故で遅れてしまい、デュエル・アカデミア入学のためにクロノス教諭とデュエルし入学を果たす。実技最高顧問のクロノスを制したことで学園の名だたるデュエリストから一目置かれるが、学力が110位と最低クラスなため、配属された寮はデュエル・アカデミアで最も地位の低いオシリスレッドだった。クロノスから一方的に目の敵にされ、学園の強豪達を差し向けられるが、当の本人はそんな冷遇を気にすること無くマイペースに学園生活を送ってゆく。万丈目との戦いでラーイエローに昇格する権利を得たが「俺はここが気に入っている」と自らの意思でオシリスレッドに残留している。そして、次々に襲い掛かってくる「セブンスターズ」や「三幻魔」の危機から世界を救うことに成功した。

二期目(2年生)編集

エドに完敗したショックにより、カードの絵柄が見えなくなってしまう。しかし、新たなる切り札「E・HEROネオス」や、宇宙の戦士「ネオスペーシアン」達のカードを手に入れたことによって復活し、元の明るさを取り戻した。斎王に洗脳され光の結社の幹部となった万丈目と明日香をはじめ、多くのデュエリストを次々に倒し、ついには斎王に取り付いていた「破滅の光」を打ち破り、この事件の幕を下ろした。

三期目(3年生前半)編集

精霊が見える少年・ヨハン・アンデルセンと出会い、親友となる。デスデュエルや、異次元での命懸けの決闘を続けていく内に、戦う事の重圧や仲間を守ることへの責任感に苦しみ、デュエルを純粋に楽しめなくなってしまう。物語中盤でヨハンを救出しに仲間とともに異世界へ向かうが、暗黒界の狂王ブロンとの戦いで、自分のせいで大切な仲間達を失ってしまい、覇王を目覚めさせてしまう。

オブライエンが覇王と引き分けたことで、その呪縛から解放されるが、覇王十代として人々を虐殺していた時の記憶が蘇る「融合」が使えなくなるなど、傷心しきっていた。しかし、亮や三沢、E・HEROたちに励まされ、復活を果たす。そしてユベルとの二度の決闘の末にヨハンを救い出し、ユベルとは和解の末に融合を果たした。

四期目(3年生後半)編集

融合により、その身に精霊ユベルの魂を宿しており、決闘以外でも精霊の力を用いてモンスターを実体化させるなど、自在に力を使えるようになった。この能力を発動する際には、目の色がユベルのように変色している。前編までと比べると子供のような軟らかい表情が減り、顔つきも凛々しくなり精神的にも大きく成長を遂げた。この時点ですでに学園最強と称されるようになっている。

ユベルとの事件から一ヶ月間自室に篭っていたが、精霊界と人間界とを結ぶ新たな異変を感じ取る。責任の一端を感じ、皆に迷惑をかけまいとアカデミア校の退学を決意するが、藤原優介とオネストの一件を経て仲間達と再び行動を共にすることを誓う。

前章の出来事が尾を引き、デュエルを「楽しむ」事を忘れていたが明日香やティラノ剣山、早乙女レイとのペアデュエルを経て本来の熱い心を取り戻していく。

物語後半からはオブライエンからの連絡により卒業デュエルを抜け出し、ヨハンと合流して、藤原と戦い、さらに元凶であるダークネスを打ち倒す。

ダークネス戦後は周囲との蟠りを解消し、無事卒業式を迎える。祝賀会で一行が盛り上がる中、一人静かにアカデミアを去ろうとするが、ハネクリボーにより遊戯デッキの展示室へと連れて行かれ、そこで遊戯と再会する。遊戯によって、バトルシティ直後の闇遊戯の元へと導かれ、「真の卒業デュエル」を行い、純粋にデュエルを楽しむ気持ちを思い出した。

アカデミア卒業後はカードの精霊を見える力を役立てる道を探す事にしている。

劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を越えた絆〜編集

主人公の一人として登場。本編終了後の設定であり、最終回以降もオシリスレッドの制服を着用しており、精霊ユベルやファラオ(と大徳寺の魂)と行動を共にしている。ヨハンや丸藤亮のカードを奪ったパラドックスを追う。

未来からやってきた不動遊星と共に、過去へタイムスリップし、ペガサス抹殺を目論むパラドックスの野望を阻止すべく対決する。デュエルではネオスと融合と言う十代が得意とする二種類の戦術を披露して、パラドックスの猛攻を凌ぐなどサポート役に徹していた。戦いを終えると遊戯、遊星と再び会う約束を交わした。

外見や制服のデザインは4期の頃のものだが、最終回でデュエルを楽しむ心を取り戻したことと、憧れの遊戯(とアテム)に出会えたことにより1期や2期の頃のような明るい性格に戻っているため、3人の主人公の中ではムードメーカー的な存在となっている。

漫画版における遊城十代編集

8月31日生まれ。身長165cm、体重53kg。[2]

主人公。オシリス・レッド所属の一年生。デュエル・キングになることを目指している。プロデュエリストの響紅葉との出会いがデュエルを始めるきっかけになった。彼から譲り受けたE・HEROデッキを主力としている。カードに宿る「精霊」を見る事ができ、精霊を宿したカード「ハネクリボー」を「相棒」と呼び大事にしている。アニメとは違うE・HEROのカードを使用し、プラネット・シリーズの1枚「E・HERO ジ・アース」を切り札にしている。精霊のカードとジ・アースを持つことから、アメリカ・デュエルアカデミアの生徒に狙われる立場にある。

第2章のレジー戦後に「やはり紅葉が使ったほうがいい」と思いE・HEROデッキを封印し、第3章より新たにM・HERO(マスクド・ヒーロー)という新たなHEROデッキを使用している。

洗脳された天上院吹雪との闇のデュエルに敗北し、ハネクリボーとジ・アースを奪われ闇に囚われるが、ハネクリボーの力によりその呪縛から解き放たれた。その後、駆けつけた万丈目とタッグを組み、紅葉の力を借りるべくE・HEROデッキを再び使い、完全復活を果たしたトラゴエディアとの2対1の闇のデュエルに挑む。「The supremacy SUN」の蘇生コンボに押されるが、トラゴエディアから取り返したハネクリボーと万丈目の「光と闇の竜」を融合した「マアト」によってトラゴエディアに勝利した。

アカデミアを卒業した後はプロ・デュエリストとなり、念願だった響紅葉との再戦を果たすところで物語は幕を下ろす。

補足編集

  • 十代が使用したカードのみが収録されている「デュエリストパック十代編」は現在1〜3まで発売された。

脚注編集

  1. ^ 第156話 鮫島校長の見ている行方不明書から
  2. ^ 9巻のプロフィールより。