道仙寺

岡山県美作市後山にある真言宗醍醐派の寺院

道仙寺(どうせんじ)は、岡山県美作市後山(うしろやま)にある真言宗醍醐派の寺院で、同派の準別格本山である。山号は延命山。本尊は地蔵菩薩

道仙寺
所在地 岡山県美作市後山59
位置 北緯35度10分03.6秒 東経134度22分55.5秒 / 北緯35.167667度 東経134.382083度 / 35.167667; 134.382083座標: 北緯35度10分03.6秒 東経134度22分55.5秒 / 北緯35.167667度 東経134.382083度 / 35.167667; 134.382083
山号 延命山
院号 地蔵院
宗派 真言宗醍醐派
寺格 準別格本山
本尊 地蔵菩薩
創建年 建長年間(1249年 - 1255年)
開基 徹雲
正式名 延命山 地蔵院 道仙寺
法人番号 4260005007473 ウィキデータを編集
道仙寺の位置(岡山県内)
道仙寺
道仙寺
道仙寺 (岡山県)
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歴史 編集

役小角が開いたと伝える修験道の霊山後山を管理する本坊である。後山では行基空海宮本武蔵が修行したと伝えられている。

由緒書によれば、道仙寺は建長年間(1249年 - 1255年)、僧徹雲が開いたもので、当時は今の奥の院の位置にあった。文禄年間(1592年 - 1596年)頃に現在地に移っている。

護摩堂 編集

岡山県美作市後山965

奥の院 編集

護摩堂から母御堂を経由し、行者道を上ってたどり着く。護摩堂から徒歩で約2時間である。なお、母御堂から先は現在も女人禁制とされる。

柴燈護摩供養 編集

毎年9月7日から8日にかけ、奥の院と護摩堂で柴燈護摩供養が営まれる。全国各地から数多くの修験者が集まり、般若心経を唱えながら錫杖を打ち鳴らしつつ法螺の音を山間に響かせる。一般観光客も多く訪れ、御守り等の販売も行われ、村一番の賑わいを見せる日である。

年中行事 編集

  • 元日 護摩供養
  • 2月3日 護摩供養
  • 4月18日 山開け
  • 5月8日 春の大祭
  • 9月7日 - 8日 柴燈大護摩供養
  • 11月7日 山閉じ

周辺情報 編集

  • 東粟倉村
  • 行者山
  • 林家住宅
  • クラフトハウス
  • 愛の水 - 行者山からの湧き水を汲み上げることができる。アトピー性皮膚炎に対して効果があると言われる
  • ベルピール自然公園 - 日本一の愛の鐘がある

交通アクセス 編集

  • 智頭急行大原駅より、美作共同バス後山行にて後山神社前下車(所要:20分)、バス停より徒歩20分
  • 鳥取自動車道大原ICもしくは西粟倉ICから約20分

参考文献 編集

  • 『日本歴史地名大系 岡山県の地名』、平凡社、1988年

関連項目 編集

外部リンク 編集