野生絶滅種
IUCNレッドリストカテゴリー
(野生絶滅から転送)
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野生絶滅 (やせいぜつめつ、Extinct in the Wild, EW) は、生物種(亜種以下の場合もある。以下同)の保全状況のひとつ。その種の生息・生育が飼育下でしか確認されない場合、もしくは元の生息・生育地とは違う地域で野生化したものしか確認されない場合に、その種は野生絶滅したとみなされる[1]。
野生絶滅した種・亜種の例
編集下記に、IUCNレッドリストにおいて、野生絶滅とされた種の一部を挙げる。
- シフゾウ - 19世紀に野生絶滅
- シロオリックス - 2000年に野生絶滅
- キタシロサイ - 2008年に野生絶滅
- チャバラホウカンチョウ - 1988年に野生絶滅
- ハワイガラス - 2002年に野生絶滅
- グアムクイナ - 1980年に野生絶滅
- アオコンゴウインコ - 2016年に野生絶滅
- ピンタゾウガメ - 唯一の飼育個体はロンサム・ジョージと名付けられていたが、2012年6月に死んでいるのが発見され、絶滅が確定した。(野生絶滅期間:1971年 - 2012年6月24日)
- ピンソンゾウガメ - ガラパゴスゾウガメのピンソン島亜種。
- クロスッポン - 2002年に野生絶滅
- ワイオミングヒキガエル - 1991年に野生絶滅
- アメカ・スプレンデンス
- ヒトコブラクダ - ただし多数の個体が家畜化されている
- クニマス - 1991年〜2007年の各版では絶滅と評されていたが、2010年に京都大学研究チームの調査により生息が確認され、野生絶滅に指定変更された。
脚注
編集- ^ IUCN, "2001 IUCN Red List Categories and Criteria: Version 3.1" p.14 http://www.iucnredlist.org/documents/redlist_cats_crit_en.pdf Last visited: 30 May 2010.