鈴木雅弘

日本のプロボクサー

鈴木 雅弘(すずき まさひろ、1995年7月11日 - )は、日本プロボクサー東京都足立区出身。第43代日本スーパーライト級王者。第48代OPBF東洋太平洋ライト級王者。角海老宝石ボクシングジム所属。トレーナーは田部井要。

鈴木 雅弘
日本タイトルマッチ表彰式後の鈴木
基本情報
階級 スーパーライト級
身長 172cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1995-07-11) 1995年7月11日(28歳)
出身地 東京都足立区
スタイルボクサーファイター
プロボクシング戦績
総試合数 12
勝ち 10
KO勝ち 7
敗け 1
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来歴 編集

アマチュア時代には駿台学園高等学校東京農業大学ボクシング部で活躍。アマチュア戦績は90戦64勝(21KO)26敗。大学の先輩に同じく角海老宝石ジム所属の山内涼太酒井幹生らがいる。

大学卒業後にワールドスポーツボクシングジムからプロ転向。

2018年11月3日、後楽園ホールでデビュー戦としてアントニオ・シエスムンドと対戦し、6回1分55秒TKO勝ちを収めた。

2019年3月2日、後楽園ホールでプロ2戦目としてケルビン・テノリオと対戦し、6回3-0(59-55、60-54×2)で判定勝ちを収めた。

2019年8月8日、後楽園ホールで日本ライト級6位の有岡康輔と対戦し、2回2分18秒KO勝ちを収めた。

2019年11月19日、後楽園ホールで松本北斗と対戦し、5回2分7秒負傷判定2-1(48-47×2、47-48)で勝ちを収めた。

2020年3月1日付けで角海老宝石ボクシングジムに移籍。[1]

2020年12月14日、後楽園ホールで2013年全日本スパーライト級新人王小田貴博と対戦し、3回1分4秒TKOで移籍初戦を勝利で収めた。[2]

2021年6月10日、後楽園ホールで日本スーパーライト級王者の永田大士に挑戦し、10回2分9秒TKO勝ちを収め、王座を獲得した[3]

その6日後の6月16日付けで、王座を返上した。ジム側は理由として、主戦場であるライト級に戻して2階級制覇を目標とすること。そして、「選択試合で誕生したチャンピオンに義務付けられる指名試合ルール」(その時の指名挑戦者は平岡アンディ)に抗議する理由もあるとしている[4]

2021年10月30日、後楽園ホールで日本ライト級王座挑戦者決定戦として日本ライト級1位の利川聖隆と対戦し、8回2-1(76-74×2、74-77)で判定勝ちを収め、吉野修一郎への挑戦権を獲得した[5]

2022年2月8日、後楽園ホールにて開催された「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントで日本ライト4位の宇津木秀吉野修一郎が返上し空位となった日本ライト級王座決定戦を行い、9回44秒TKO負けで日本王座獲得に失敗してプロ初黒星[6]

2022年10月22日、後楽園ホールで近藤哲哉とスーパーライト級8回戦で対戦し、4回2分19秒TKO勝ちを収めた[7]

2023年4月18日、後楽園ホールで元WBO世界バンタム級王者のプンルアン・ソー・シンユーと対戦し、2回1分45秒KO勝ちを収めた[8]

2023年10月7日、フィリピンマニラのエロルデ・スポーツセンターでOPBF東洋太平洋ライト級11位のロルダン・アルデアと吉野修一郎が返上し空位となったOPBF東洋太平洋ライト級王座決定戦を行うも、12回1-0(114-114×2、116-112)の判定で引き分け、王座獲得とはならなかった。

2024年1月20日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋ライト級4位のロルダン・アルデアとOPBF東洋太平洋ライト級王座決定戦で3ヶ月ぶりに再戦となるダイレクトリマッチを行い、初回1分22秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した[9]

人物 編集

戦績 編集

  • アマチュア戦績:90戦64勝(21KO・RSC)26敗
  • プロ戦績:12戦10勝(7KO)1敗1分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2018年11月3日 6R 1:55 TKO アントニオ・シエスムンド   フィリピン プロデビュー戦
2 2019年3月2日 6R 判定3-0 ケルビン・テノリオ   フィリピン
3 2019年8月8日 2R 2:18 KO 有岡康輔(三迫   日本
4 2019年11月19日 5R 負傷判定2-1 松本北斗(シャイアン大嶋)   日本
5 2020年12月14日 3R 1:04 TKO 小田貴博(グリーンツダ   日本
6 2021年6月10日 10R 2:09 TKO 永田大士(三迫)   日本 日本スーパーライト級タイトルマッチ
7 2021年10月30日 8R 判定2-1 利川聖隆(横浜光   日本 日本ライト級挑戦者決定戦
8 2022年2月8日 9R 0:44 TKO 宇津木秀ワタナベ   日本 日本ライト級王座決定戦
9 2022年10月22日 4R 2:19 TKO 近藤哲哉(横田S)   日本
10 2023年4月18日 2R 1:45 KO プンルアン・ソー・シンユー   タイ
11 2023年10月7日 12R 判定1-0 ロルダン・アルデア   フィリピン OPBF東洋太平洋ライト級王座決定戦
12 2024年1月20日 1R 1:22 TKO ロルダン・アルデア   フィリピン OPBF東洋太平洋ライト級王座決定戦
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獲得タイトル 編集

脚注 編集

  1. ^ プロ復帰の元世界王者、高山勝成にライセンス交付、日本3位の鈴木雅弘が移籍、弟稔弘はプロ入りへ Boxing News(ボクシングニュース)2020年3月24日
  2. ^ S・ライト級第一人者 岡田博喜が再起戦に勝利、富岡樹は健闘及ばず判定負け Boxing News(ボクシングニュース)2020年12月14日
  3. ^ 鈴木雅弘が6戦目で日本S・ライト級王者 永田大士に10回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年6月10日
  4. ^ 日本S・ライト級王者の鈴木雅弘 タイトル獲得からわずか6日で王座返上 Boxing News(ボクシングニュース)2021年6月16日
  5. ^ 前日本S・ライト級王者の鈴木雅弘が辛勝 日本ライト級挑戦権獲得で逆2階級制覇に前進 Boxing News(ボクシングニュース)2021年10月30日
  6. ^ 宇津木秀が快勝で日本ライト級新王者、鈴木雅弘との注目対決9回TKOで制す Boxing News(ボクシングニュース)2022年2月8日
  7. ^ ノーランカーの中川麦茶が元王者の和氣慎吾から金星 元世界チャンピオン伊藤雅雪は引退式 Boxing News(ボクシングニュース)2022年10月22日
  8. ^ ホープ松本圭佑が佐川遼に判定勝ち 好二トレーナーと親子二代で日本フェザー級王者に Boxing News(ボクシングニュース)2023年4月18日
  9. ^ 鈴木雅弘が鮮やかワンパンチKO 東洋太平洋ライト級王座獲得 再戦のアルデア初回で沈める Boxing News(ボクシングニュース)2024年1月20日

関連項目 編集

外部リンク 編集

前王者
永田大士
第43代日本スーパーライト級王者

2021年6月10日 - 2021年6月16日(返上)

空位
次タイトル獲得者
平岡アンディ
空位
前タイトル保持者
吉野修一郎
第48代OPBF東洋太平洋ライト級王者

2024年1月20日 - 現在

次王者
N/A