長尾ひろみ
長尾 ひろみ(ながお ひろみ、1949年 - )は、日本の教育者、法廷通訳人。専門は通訳学、通訳教授法、司法通訳研究。広島女学院大学学長。中央教育審議会委員。
略歴
編集1949年、岡山県生まれ[1]。アメリカテキサス州ヒューストンで過ごした後、1962年に帰国[1]。広島女学院中学校・高等学校を経て、1972年、広島女学院大学卒業[1]。1989年、神戸女学院大学大学院修士課程修了[1]。2010年、大阪外国語大学で博士(言語文化学)[1]。論文は「メルボルン事件の通訳に関する研究」[2]。1984年6月、大阪地方裁判所で法廷通訳の仕事をはじめる[1]。日本司法通訳人協会会長。聖和大学助教授[1]、神戸女学院大学文学部英文学科教授[1]を経て、2010年、広島女学院大学第11代学長に就任[1][3]。同大学で卒業生の学長は第2代の広瀬ハマコ以来、2人目である。
2011年から2015年まで、中央教育審議会委員(第6期・第7期)に任命された[1][3]ほか、啓明学院中学校・高等学校理事長特命補佐[3]、公益財団法人広島県男女共同参画財団理事長を歴任[3]。
著書
編集- 『外国人と刑事手続』(共著)成文堂、1998年、ISBN 4-7923-1491-7
- 『司法通訳/Q&Aで学ぶ通訳現場』(共著)、松柏社、2004年、ISBN 4-7754-0056-8
- 『社会福祉と通訳論』(手話を学ぶ人たちの学習室1)(共著)、文理閣、2005年、ISBN 4-89259-476-8