長福寺(ちょうふくじ)は、東京都北区にある浄土宗寺院

長福寺
所在地 東京都北区赤羽台3-26-2
山号 天然山
院号 慈眼院
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 明応元年(1492年
開山 湛桑大徳
法人番号 3011505000200 ウィキデータを編集
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歴史 編集

1492年明応元年)、湛桑大徳によって開山された。当初は浄土真宗高田派)の寺院であったが、1627年寛永4年)に幕府の問い合わせに対して、当時の住職玄昌は誤って「浄土宗」と答えてしまったため、そのまま増上寺本山とする浄土宗の寺院にされてしまい、玄昌も浄土宗に改宗して「頓蓮社相誉玄昌」と改名した[1]

元々は神田に位置していたが、1806年文化3年)の文化の大火で、浅草松葉町(現・台東区松が谷)に移転した[2]

江戸時代は、紀州藩初代藩主徳川頼宣の幼名が「長福丸」だったため、遠慮して院号の「慈眼院」を通称としていた(避諱[2]

1923年大正12年)の関東大震災で全焼したため、1928年昭和3年)に現在地に移転した[2]

所蔵仏像 編集

以下の仏像を所蔵している[2]

  • 阿弥陀如来坐像(本尊) - 製作年代:江戸時代前期、品質構造:寄木造

交通アクセス 編集

脚注 編集

  1. ^ 昌平坂学問所 編『御府内備考続編』
  2. ^ a b c d 東京都北区教育委員会 編『北区の仏像(東京都北区仏像彫刻調査報告書 文化財研究紀要別冊第13集)』東京都北区教育委員会、1999年、122,190p

参考文献 編集

  • 昌平坂学問所 編『御府内備考続編』
  • 東京都北区教育委員会 編『北区の仏像(東京都北区仏像彫刻調査報告書 文化財研究紀要別冊第13集)』東京都北区教育委員会、1999年