長船元重

南北朝時代の備前国の刀工

長船 元重(おさふね もとしげ)は、南北朝時代備前国刀工。大蔵允と称したともいう。

刀 無銘元重(東京国立博物館蔵、重要文化財
脇指 銘備州長船住元重 延文元年十月日(延文元年は1356年)(東京国立博物館蔵、重要美術品[1]

中古刀上々作にして最上大業物。守重の弟で重真の兄と伝えられる。相州貞宗三哲の一人とされるが、作風からはあまり関連を見出せない。作柄としては地鉄は板目肌に映りが立ち、刃文は初期には片落互の目などを焼き、後期作には沸のついた直刃に足の入るものや互の目に足・葉の入るものがある。

代表作例

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重要文化財

脚注

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  1. ^ 1934年12月20日認定(同日付文部省告示第305号(参照:国立国会図書館デジタルコレクション、4コマ目)。認定名称は「短刀」。