阿波和紙
阿波和紙(あわわし)は、徳島県吉野川市で製造されている和紙である。経済産業大臣指定伝統的工芸品。吉野川市の「手漉き和紙」としてとくしま88景に選定されている。
歴史
編集阿波和紙の起源は、阿波忌部氏によって始められたとされ、江戸時代には、幕府が各藩に産業を盛んにするように命じ、阿波和紙の製造は徳島藩の財源となった[1]。
明治の最盛期には吉野川流域に500軒ほどの紙漉戸数が存在した[2]。そのうちの200軒は麻植郡山川町(現在の吉野川市山川町)に存在した。
1976年(昭和51年)12月には、経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定された。
関連項目
編集- 阿波和紙伝統産業会館 - 吉野川市にある阿波和紙に関する施設。
- 忌部氏