韓国ガス公社(かんこくガスこうしゃ)は、大韓民国天然ガス卸売業者、小売業者。

概要編集

韓国政府は、1970年代オイルショックの経験から、エネルギー供給の多様化を模索する中で天然ガスに着目。1983年に韓国ガス公社が発足した。天然ガスは、大口顧客である韓国電力公社向けに、次いで一般住宅を含む都市ガス向けにも供給が開始された。後者については、ソウル市内から順次供給網を拡大し、2002年には全国を網羅するパイプライン網を完成。韓国内の70%の家庭に供給する体制を確立した。また、2005年には、SKグループと共同で光陽市にLNG受け入れ基地を完成させている[1]

2019年には、グローバル金融情報会社リフィニティブが選ぶ「多様性と受容性に富む企業」トップ100に、韓国企業の中では最上位である50位にランクインした[2]

LNG船の開発編集

2004年より、韓国ガス公社と韓国内の主要造船会社が共同でLNG船タンクの開発を開始。10年間かけて韓国型タンク核心設計技術であるKC-1を確立した。海外企業の超低温タンクの建造技術に払ってきたロイヤルティが不要となることから、KC-1を採用したLNG船が次々と誕生した。ただし、船体の外壁に結氷が生じて修理を余儀なくされる事例も複数確認されており、欠陥があるとして報道されたこともある[3]

脚注編集

  1. ^ KOGASの経営戦略 (PDF)”. 日本エネルギー経済研究所 (2006年). 2019年12月3日閲覧。
  2. ^ サムスン物産・電子、「多様性と受容性に富む企業」世界トップ100入り”. 中央日報 (2019年9月19日). 2019年12月3日閲覧。
  3. ^ 10年かけて開発した韓国産LNGタンク技術…197億ウォンかけて補修も同じ欠陥”. 中央日報 (2019年12月3日). 2019年12月3日閲覧。