須山浅間神社

静岡県裾野市にある神社

須山浅間神社(すやませんげんじんじゃ)は、静岡県裾野市にある神社旧社格郷社。全国にある浅間神社の一社。登記上の宗教法人名称は浅間神社(せんげんじんじゃ)。

浅間神社
須山浅間神社
石段と拝殿
所在地 静岡県裾野市須山柳沢722
位置 北緯35度15分16.5秒 東経138度50分56.2秒 / 北緯35.254583度 東経138.848944度 / 35.254583; 138.848944座標: 北緯35度15分16.5秒 東経138度50分56.2秒 / 北緯35.254583度 東経138.848944度 / 35.254583; 138.848944
主祭神 木花咲耶姫命天津彦穂ニニギ命大山祇命
社格郷社
創建神代
景行天皇40年(110年
別名 南口下宮須山浅間神社
例祭 4月中旬の日曜
地図
浅間神社の位置(静岡県内)
浅間神社
浅間神社
地図
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富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されている。登録名称は「須山浅間神社」である。

祭神 編集

由緒 編集

日本武尊の東征のおりに建造されたと社殿旧記に残っており[3][1]、蘇我稲目が欽明13年(552年)に再興したとされる[4]

概要 編集

古くは「珠山」と称し、須山口に鎮座する浅間神社である。富士山本宮浅間大社に伝わる正治2年(1200年)の『末代証拠三ケ所立会証文』には「東口珠山」「南口大宮」「北口吉田」の記載がある。また下記の通り、文明18年(1486年)に道興が書いた『廻国雑記』に「すはま口」として記録として残る。

すはま口といふ所より冨士のふもとに至りて、雪をかき分て、よそにみし冨士の白雪けふ分ぬ 心のみちを神にまかせて

この記録から、鎌倉時代から室町時代には須山口が存在していたことが確認されている。須山口は宝永4年(1707年)の宝永大噴火で甚大な被害を被り、一部ルートの変更を余儀なくされ、完全に復興するに至ったのは安永9年(1780年)のことであった。登山道や周辺の宗教施設も須山浅間神社が管理を行っていた。

現在の社殿は文政6年(1823年)に再建されたものである。社伝では神代あるいは、第12代景行天皇40年(110年)に創建されたと伝わるが、遅くても大永4年(1524年)には存在していたことが確認されている[5]

現在の拝殿は2013年平成25年)に改修されたものである。

文化財 編集

史跡 編集

  • 国の史跡「富士山」に包括

現地情報 編集

所在地
交通アクセス

脚注 編集

  1. ^ a b 裾野市公式ウェブサイト 国指定文化財 富士山 構成要素 須山浅間神社(国指定 史跡)[1]
  2. ^ a b 静岡県神社庁[2]
  3. ^ ふじのくに静岡県公式ホームページ 世界遺産 富士山 構成資産の紹介[3]
  4. ^ 裾野市公式ウェブサイト 須山浅間神社 ~須山口登山道の起点~[4]
  5. ^ 「富士山」推薦書原案 (PDF) 、富士山世界文化遺産登録推進両県合同会議、2011.07.27

参考文献 編集

  • 宮地直一著『浅間神社の歴史』、名著出版

外部リンク 編集