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岩波駅

日本の静岡県裾野市にある東海旅客鉄道の駅

岩波駅(いわなみえき)は、静岡県裾野市岩波にある、東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線である。駅番号CB13

岩波駅
岩波駅(2011年5月)
岩波駅(2011年5月)
いわなみ
Iwanami
CB12 富士岡 (4.7km)
(5.4km) 裾野 CB14
所在地 静岡県裾野市岩波64-1
駅番号 CB  13 
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CB 御殿場線
キロ程 45.3km(国府津起点)
電報略号 ワナ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
2,134人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1944年昭和19年)12月8日
備考 業務委託駅(夜間無人駅
JR全線きっぷうりば
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目次

概要編集

裾野市の深良地区にある駅。地区の北部に位置し、裾野市と御殿場市の境界線が駅の500mほど北を通っている。かつては深良村内唯一の鉄道駅であった。

御殿場線がまだ東海道本線の一部であった1911年明治44年)5月に開設された岩浪信号所が、岩波駅の前身である。岩波信号場に変更された後、第二次世界大戦中の1944年昭和19年)12月に旅客営業を行う岩波駅となった。1987年(昭和62年)4月に実施された国鉄分割民営化により、運営事業者は日本国有鉄道(国鉄)からJR東海に移っている。

歴史編集

駅構造編集

 
ホームと駅舎

島式ホーム1面2線を持つ地上駅。下り列車はホームの東側(1番線)を使用し、上り列車はホームの西側(2番線)を使用する。駅構内の北側に保線車両留置用の側線がある。

駅舎はガラス張りの橋上駅舎である。駅事務所や改札口は2階にあり、1階のホームや構内西側にある出入口に階段が下りている。駅舎内にはJR全線きっぷうりばとICカード対応のタッチパネル式の自動券売機が設置されている。

2019年5月26日をもって駅舎が地上に移設され、新設する上り線ホーム(2番線)、多機能トイレが新たに使えるようになり、2020年度にはエレベーターを新設し供用を開始する予定である。また、上り線ホーム新設後は現在の上り線ホームには転落防止柵が新設される予定である。[4][5]

駅開業時はスイッチバック駅で、本線から分岐する行止りの引き上げ線に接して単式ホーム1面が設置されていた。1968年(昭和43年)の電化に伴い、ホームは本線上の勾配区間に移転し、スイッチバックは解消された。この時のホームは移転前と同じく単式ホームであったが、分割民営化後にホームの一部を削り2番線が新設され、島式ホームとなった。駅の沼津寄りには、引き上げ線の痕跡である築堤が、草木に埋もれながらも残っている。

当駅は業務委託駅であり[3]東海交通事業の係員が駅業務を行っているが、夜間は係員が配置されない無人駅となっている[3]。また、管理駅である裾野駅が当駅を管理している[3]

のりば編集

番線 路線 方向 行先
1 CB 御殿場線 下り 沼津方面[注釈 1]
2 上り 御殿場国府津方面[注釈 1]

貨物取扱編集

国鉄時代の1969年(昭和44年)から1982年(昭和57年)まで、当駅でも貨物営業を行っていた。

1966年(昭和41年)10月から本格的に開始された[6]鉄道(車運車)による自動車輸送の一つ基地として、1968年(昭和43年)10月に沼津駅に自動車輸送基地が新設された[7]。1969年7月には、当駅に接続するトヨタ自動車専用線が建設され、沼津駅の基地は廃止された[7]

トヨタ自動車の専用線は、岩波駅の北1kmほどの場所で御殿場線から分岐し、カーブを描きトヨタ自動車の敷地へ入っていた。途中には、川を渡る橋や東名高速道路の高架下を潜る場所があり、線路の終点はトヨタ自動車東日本(旧関東自動車工業)東富士工場の裏側(駅反対側)辺りにあった。1970年の「専用線一覧表」によれば、専用線の作業キロは0.9km、総延長は2.2kmで、構内作業は国鉄の機関車によって行われていた[8]。このトヨタ自動車専用線は、1982年11月に廃止されている[6]

利用状況編集

「静岡県統計年鑑」によると、2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員2,134人である[利用客数 1]

近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
1993年(平成05年) 1,679 [利用客数 2]
1994年(平成06年) 1,641 [利用客数 3]
1995年(平成07年) 1,595 [利用客数 4]
1996年(平成08年) 1,621 [利用客数 5]
1997年(平成09年) 1,517 [利用客数 6]
1998年(平成10年) 1,484 [利用客数 7]
1999年(平成11年) 1,401 [利用客数 8]
2000年(平成12年) 1,404 [利用客数 9]
2001年(平成13年) 1,448 [利用客数 10]
2002年(平成14年) 1,425 [利用客数 11]
2003年(平成15年) 1,441 [利用客数 12]
2004年(平成16年) 1,429 [利用客数 13]
2005年(平成17年) 1,473 [利用客数 14]
2006年(平成18年) 1,721 [利用客数 15]
2007年(平成19年) 1,939 [利用客数 16]
2008年(平成20年) 2,117 [利用客数 17]
2009年(平成21年) 2,223 [利用客数 18]
2010年(平成22年) 2,156 [利用客数 19]
2011年(平成23年) 2,010 [利用客数 20]
2012年(平成24年) 1,973 [利用客数 21]
2013年(平成25年) 2,032 [利用客数 22]
2014年(平成26年) 1,998 [利用客数 23]
2015年(平成27年) 2,123 [利用客数 24]
2016年(平成28年) 2,163 [利用客数 25]
2017年(平成29年) 2,134 [利用客数 1]

駅周辺編集

バス路線編集

富士急シティバス(以下・富士急シティ)、富士急行(以下・富士急)が発着する。

隣の駅編集

東海旅客鉄道(JR東海)
CB 御殿場線
富士岡駅 (CB12) - 岩波駅 (CB13) - 裾野駅 (CB14)

脚注編集

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記事本文編集

注釈編集

  1. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2015年1月時点)。

出典編集

  1. ^ a b c d e f g h 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 2』 JTB、1998年
  2. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 1』 JTB、1998年
  3. ^ a b c d 東海旅客鉄道編集 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
  4. ^ a b 「新駅舎・ホーム 26日から使用 JR岩波駅」日本経済新聞』朝刊2019年5月14日(静岡経済面)2019年5月14日閲覧。
  5. ^ 岩波駅が生まれ変わります http://www.city.susono.shizuoka.jp/material/files/group/12/Susono170901_04.pdf
  6. ^ a b 貨物近代化史編集委員会編 『鉄道貨物輸送近代化の歩み』 日本貨物鉄道、1993年
  7. ^ a b 遠藤浩一 「30年の歴史に終止符をうったク5000形」『鉄道ピクトリアル』 通巻第627号、1996年
  8. ^ 名取紀之・滝沢隆久編 『トワイライトゾ〜ンMANUAL 12 全国鉄道面白謎探検』 ネコ・パブリッシング、2003年

利用状況編集

  1. ^ a b 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2017(平成29年). 静岡県 (2019年3月27日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  2. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1993(平成5年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  3. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1994(平成6年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  4. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1995(平成7年). 静岡県. p. 285 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  5. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1996(平成8年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  6. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1997(平成9年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  7. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1998(平成10年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  8. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑1999(平成11年). 静岡県. p. 290 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  9. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2000(平成12年). 静岡県. p. 338 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  10. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2001(平成13年). 静岡県. p. 282 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  11. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2002(平成14年). 静岡県. p. 282 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  12. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2003(平成15年). 静岡県. p. 284 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  13. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2004(平成16年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  14. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2005(平成17年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  15. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2006(平成18年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  16. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2007(平成19年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  17. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2008(平成20年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  18. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2009(平成21年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  19. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2010(平成22年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  20. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2011(平成23年). 静岡県 (2013年5月9日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  21. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2012(平成24年). 静岡県 (2014年5月1日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  22. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2013(平成25年). 静岡県 (2015年5月11日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  23. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2014(平成26年). 静岡県 (2016年5月2日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  24. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2015(平成27年). 静岡県 (2017年5月2日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。
  25. ^ 6.鉄道運輸状況 (PDF)”. 静岡県統計年鑑2016(平成28年). 静岡県 (2018年3月29日). 2019年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月3日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集