風になれるなら
「風になれるなら」(かぜになれるなら)は、1977年5月25日に発売された伊藤銀次一作目のシングル。
「風になれるなら」 | |||||||
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伊藤銀次 の シングル | |||||||
初出アルバム『DEADLY DRIVE』 | |||||||
B面 | こぬか雨 | ||||||
リリース | |||||||
規格 | 7"シングルレコード | ||||||
録音 |
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ジャンル | |||||||
時間 | |||||||
レーベル | ASYLUM ⁄ WARNER PIONEER | ||||||
作詞・作曲 |
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プロデュース | 伊藤銀次 | ||||||
伊藤銀次 シングル 年表 | |||||||
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解説
編集「風になれるなら」は同日発売のアルバム『DEADLY DRIVE』[注釈 1]からのシングル・カット。
「風になれるなら」は、伊藤の中では「幸せにさよなら」[注釈 2]の発展形だとし、「あの延長線上に来る曲が欲しいなって思って、ほぼ最初に作ったのが<風になれるなら>でしたね。シュガー・ベイブの流れにあることも表現したかったし、特に“風になれるなら”っていう部分の詞が出来たときに大貫妙子さんの声で“風”を表現したかったんですね。これは詞と曲がほぼ同時進行でした。何も考えずにあのイントロが出来たんですよね。それも僕がギターで作って、それを緒方(泰男)君に伝えてピアノで表現してもらいました。『デッドリイ・ドライブ』[注釈 1]の共同プロデューサーであった柏原卓の“テイク・ワン”という事務所は山下洋輔さんとかジャズの関係の方もマネージメントしていたので、そういうこともあって柏原卓が“間奏にはソプラノ・サックスっていうのもいいぞ”ってアドヴァイスしてくれたんです。それで高橋知己というサックス・プレイヤーを紹介してくれたんです。僕は面白いと思えば何でもやってしまう方なので、それでやってみたら凄く面白かったんです。ウェイン・ショーターが入っているような感じですよね」[1]という。また、当時流行っていたボズ・スキャッグスの「ロウ・ダウン」にインスパイアされて作った曲だともいう。ある日友達と話しているときにふっと“風になれるなら”って頭に浮かび、それで作ったという[2]。シングル・ヴァージョンでは間奏のソプラノ・サックス・ソロをカットし、代わりに“風になれるなら 君に届けたい〜君を追いかけて”の歌詞が追加され、エンディングも30秒ほど短く編集された。このシングル・ヴァージョンは後に東芝EMI在籍時の楽曲を集めた伊藤のベスト・アルバム『“CHANGES” History of GINJI』[注釈 3]に収録されたほか、『DEADLY DRIVE』の24bitデジタル・リマスタリング、紙ジャケット仕様再発盤にボーナス・トラックで収録された[注釈 4]。また、24bitデジタル・リマスタリング、紙ジャケット仕様で再発されたミニ・アルバム『POP STEADY #8』[注釈 5]には、“Live Version”がボーナス・トラックで収録された。
2016年RECORD STORE DAY JAPAN」では「Light Mellow 和モノ45」シリーズの一枚として、発売当時のアートワークを再現したアナログ7インチ盤で再発された。ジャケット裏面には両曲の歌詞のほか、「風になれるなら」の楽譜が掲載されている。
の「収録曲
編集SIDE A
編集SIDE B
編集- こぬか雨 KONUKAAME – (5:52)
- 作詞 · 作曲 · 編曲:伊藤銀次、コーラス編曲:大貫妙子、ホーン&ストリングス編曲:坂本龍一
レコーディング・メンバー
編集クレジット (L-4037Y)
編集- All songs arranged by 伊藤銀次
- Strings and Horn arranged by 坂本龍一
- Chorus arranged by 大貫妙子
- Produced by 伊藤銀次
- Directed by 知久悟司, 柏原卓
- Engineered by 島雄一
- Recorded at Rockwell Studio, Onkio Haus, Sound City Studio & Warner Pioneer Studio
- 大貫妙子 appears courtesy of Crown ecords
リリース日一覧
編集地域 | タイトル | リリース日 | レーベル | 規格 | カタログ番号 |
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日本 | 風になれるなら / こぬか雨 | 1977年5月25日 | ASYLUM ⁄ WARNER PIONEER | 7"シングルレコード | L-84Y |
2016年4月16日 | ASYLUM ⁄ WARNER MUSIC JAPAN ⁄ disc UNION | LMDU-0009 (WQJL-95) |
脚注
編集注釈
編集- ^ a b 『DEADLY DRIVE』 1977年5月25日 発売 ASYLUM ⁄ WARNER PIONEER LP:L-4037Y
- ^ ナイアガラ・トライアングル「幸せにさよなら」 1976年4月1日 発売 NIAGARA ⁄ COLUMBIA 7":LK-2-E
- ^ 『“CHANGES” History of GINJI』 1988年7月6日TOSHIBA-EMI CD:CT32-5242 発売 EASTWORLD ⁄
- ^ 『DEADLY DRIVE』 2008年2月20日 発売 ASYLUM ⁄ WARNER MUSIC JAPAN CD:WPCL-10455
- ^ 『POP STEADY #8』 2007年10月24日SMDR CD:MHCL-1199 発売 GT music ⁄
出典
編集- ^ 『DEADLY DRIVE』(12cmCD)土橋一夫、ASYLUM ⁄ WARNER MUSIC JAPAN、2008年。WPCL-10455。
- ^ 隔月刊『ミュージック・ステディ』1983 8月号 No.7(ステディ出版)pp.115-146、1983年8月20日発行
外部リンク
編集- 伊藤銀次-風になれるなら-こぬか雨 - Discogs (発売一覧)