淀(よど)
「餘戸」(余戸)は和名類聚抄などに見られる全国にある郷名、里名、戸名。律令制において一定数以上の集団からはずれた少数の戸集団を指す俗称と考えられている。その訓みの一説に「よど」があり(武蔵志料)、一部は後に「淀」の字を当て地名となった例があると考えられている。なお、訓みには「よこ」「あまりべ」「あまるべ」などとする諸説もあり定まっていない。