馬端臨

1254-1323, 南宋末・元初の歴史家・儒学者、『文献通考』撰者。字は貴与。竹洲と号した。

馬 端臨(ば たんりん、宝祐2年(1254年)- 至治3年(1323年))は、中国南宋末・初の歴史家儒学者で、『文献通考』の撰者である。は貴与。竹洲とした。饒州楽平県の出身。南宋末の丞相であった馬廷鸞の子。

略歴 編集

広く群書を渉猟し、徽州休寧県の曹涇で朱子学を修めた。父の恩蔭によって承事郎となったが、南宋の滅亡後は、元朝には仕えず、慈湖書院と柯山書院の山長として野に在った。後に台州路教授となる。

杜佑の『通典』の欠を補うことを志して『文献通考』を撰し、延祐4年(1317年)に仁宗に上進した。

他に著作として『大学集録』や『多識録』などがある。

伝記資料 編集