横浪黒潮ライン

日本の高知県の道路

横浪黒潮ライン(よこなみくろしおライン)は、高知県土佐市から須崎市を結ぶ横浪半島を縦断する道路である。別名、横浪スカイラインとも呼ばれている。県道の路線名は高知県道47号横浪公園線であり、起点は同一だが終点は土佐市鷹ノ巣(国道56号交点)である。

主要地方道
高知県道47号標識
高知県道47号 横浪公園線
主要地方道 横浪公園線
横浪黒潮ライン
起点 土佐市宇佐町宇佐【北緯33度26分31.5秒 東経133度26分15.1秒 / 北緯33.442083度 東経133.437528度 / 33.442083; 133.437528 (県道47号起点)
終点 土佐市鷹ノ巣【北緯33度27分13.6秒 東経133度20分31.4秒 / 北緯33.453778度 東経133.342056度 / 33.453778; 133.342056 (県道47号終点)
接続する
主な道路
記法
都道府県道23号標識
高知県道23号須崎仁ノ線
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
横浪黒潮ラインからの風景

概要 編集

高知県の土佐湾に東西に細長く伸びる横浪半島の南側断崖の尾根に沿って縦断する延長約19 kmの道路で、東端は浦ノ内湾口に架かる宇佐大橋から西へ向かい、西端の浦ノ内湾の最深部沿岸まで続く。かつては横浪有料道路という道路で、有料道路当時の通行料金は、普通車で260円だった。

沿道は複雑な形をしたリアス式海岸がみられ、南に太平洋を、北には波が穏やかで横方向に波紋を描くところから“横浪三里”とも呼ばれる浦ノ内湾を眼下に望むことができる[1][2]。高知出身の漫画家楠みちはる著作『シャコタン☆ブギ』の作中には、度々横波スカイラインが舞台として描かれている。

路線データ 編集

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
  • 延長:18.8 km
  • 起点:高知県土佐市宇佐町宇佐
  • 終点:須崎市浦ノ内東分中ノ浦

歴史 編集

路線状況 編集

桂浜から黒潮ラインを西へ向かい、高知県道23号須崎仁ノ線から南方面へ分岐する。宇佐大橋を渡って横浪半島の東端部へ渡った先に休憩所がある。さらに近くに竜の浜駐車場がある。森の中に入り途中に、同パーキングには武市半平太先生像が設置されている「須ノ浦パーキング」がある[1][2]浦ノ内湾沿いを走っていくと再び高知県道23号須崎仁ノ線に合流する。

道路施設 編集

 
宇佐湾に架かる宇佐大橋
  • 宇佐大橋

地理 編集

標高は低いが、山岳道路風のワインディングロードである[4]。道路の両端は海沿いのところに位置し、短い距離の曲がりくねった道で標高を上げて、断崖尾根伝いに道が続いていく[4]。複雑な海岸線地形のリアス式海岸や、太平洋を展望しながら走れる区間が多い[4]。沿線には、スポーツ強豪校で知られる明徳義塾中学校・高等学校がある[4]

交差する道路 編集

  • 高知県道23号須崎仁ノ線(土佐市宇佐町宇佐、起点)
  • 高知県道23号須崎仁ノ線(須崎市浦ノ内東分中ノ浦、横浪黒潮ライン終点)
  • 国道56線(土佐市鷹ノ巣、県道47号横浪公園線終点)

沿線にある施設など 編集

脚注 編集

  1. ^ a b 須藤英一 2013, p. 156.
  2. ^ a b 佐々木・石野・伊藤 2015, p. 106.
  3. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  4. ^ a b c d 中村淳一編 2018, p. 120.

参考文献 編集

  • 佐々木節、石野哲也、伊藤もずく 著、松井謙介編 編『絶景ドライブ100選[新装版]』学研パブリッシング〈GAKKEN MOOK〉、2015年9月30日。ISBN 978-4-05-610907-8 
  • 須藤英一『新・日本百名道』大泉書店、2013年。ISBN 978-4-278-04113-2 
  • 中村淳一編 編『日本の絶景ロード100』枻出版社、2018年4月20日。ISBN 978-4-7779-5088-1 

関連項目 編集