鮭とば(さけとば、しゃけとば)とは、秋を半身におろして皮付きのまま縦に細かく切り、海水で洗って潮風に当てて干したものである。「とば」は漢字で冬葉と書き、冬の北海道東北地方の風物詩となっている。また、「とば」がアイヌ語の「鮭の身をおろしたものを更に縦に細かく切って乾かしたもの」という意味[1]のtupa トゥパに由来する可能性もある。よく似たものに、新潟県村上市の「鮭の酒びたし(さかびたし)」があるが、これは村上市の伝統的な発酵食品「塩引き鮭」を半年~1年干してスライスしたものであり、こちらは酒で戻して食べる。

鮭とば

鮭とばの皮は固く弾力があるが、皮を取り除いたものや一口大に加工されたものも販売されている[1]

細かく切ってそのまま食べたり、スルメのように炙って食される。また、炙ると柔らかくなる。

脚注

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  1. ^ a b 鮭とば(さけとば) | にっぽん伝統食図鑑 | 農林水産省”. 農林水産省. 2024年3月8日閲覧。

関連項目

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